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香を楽しむ

僕は香りが好きなので、子供の名前に香りという字を使った。
毎日開店準備の時には香を焚くことが習慣となっているが、子供が返ってくるとすぐに「いい香りをやりたい!」と、下の息子が言う。

「今日はどの香炉を使うかなぁ?」
と言って僕が集めた香炉の中から子供に選んでもらう。
「これも使っていいの?」

「いいよ」

「じゃぁ、明日はこれを使いたい」

お香を選んでからライターで火をつけるが、火を消すときの決まり事も教える。
「口で息を吹きかけてはいけないよ」

「手で風を送って消すんだよ」

僕が火を消した後、子供は自分の手で香る煙を手で探り寄せて香りを確認する。
どうも、下の息子は火をつけるライターに興味を持っているようだが、口に出さないでじっと見ている。
煙を手で手繰り寄せてこどもの体にこすりつける。
「何かお願い事があれば言いなさい」とも話す。

子供も大人のすることを観察しているが、子供の様子を観察していると楽しい。




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