2008年の年越し派遣村は、自民党政権批判・政権交代のためのPRイベントとして市民団体の手により開催された。そんな政治活動の効果があってか、2009年に彼らの希望通り政権交代が実現。2009年の年越しは政権批判をする必要がなくなったため、市民団体による派遣村は開かれなかった。内閣府参与となった湯浅氏は、自らの手を汚すことなく当局に働きかけ、政府の金と東京都の人員を動かして公設の派遣村を開かせた。
すると・・・
痛いニュース(ノ∀`):【派遣村】 就活費を受け取った直後に酒、タバコ…施設内の飲酒や盗難騒動も
年末年始に住居がない失業者に宿泊場所や食事を提供する東京都の「公設派遣村」で、一部の入所者が就労活動のため都から支給された現金を酒代やたばこ代に使い、施設内で禁止された飲酒などの問題行動を取っていたことが6日、分かった。都はすでに泥酔状態となった男性1人を退所処分にしたほか、悪質な入所者には退所時に支給額と領収書の差額の返金を求める方針。
派遣村は5日、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区、4日に閉所)から大田区の都の臨時宿泊施設に移転。都は入所期限の18日までの就労活動用の交通費と昼食代として、入所者1人当たり計2万2千円を支給した(562人、総額約1236万円)。
ところが、多くの入所者が活動費を受け取った直後に近くの小売店で酒やたばこを購入していたことが判明。店員は「朝から1万円札を握りしめた入所者が大勢並んで買い物に来ている。たばこがかなり売れ、酒やスポーツ紙などを購入する人も少なくない」と証言した。60代の入所者の男性は「都に提出する領収書がいらない交通費に出費したことにして帳尻を合わせたい」と話した。
痛いニュース(ノ∀`):【派遣村】 就活費2万円支給後、入所者の半数の250人が行方不明に
年末年始に住居がない失業者に宿泊場所や食事を提供する東京都の「公設派遣村」で多数の所在不明者が出ている問題で9日、支給された就活費を持ったまま行方不明となった入所者が前日からほぼ倍増し、100人を超えたことが都の調査で分かった。外出したまま戻らない人を合わせると所在不明者は約250人となっている。
都によると、宿泊先の労働者用臨時宿泊施設「なぎさ寮」(大田区)の入所者名簿は9日午後9時現在、前日から6人退所したため548人となった。ところが、同日の夕食の配ぜん数は303人分で、外出したまま戻らない人は前日比6人減の143人になったものの、行方不明者は47人増加とほぼ倍増し102人だった。
都が就活費として支給した2万2千円支給後、4日間で入所者がほぼ半減した計算で、規則通り届けを出して退所した者はわずか14人(強制退寮、病死各1人含む)に止まっている。
都幹部は「もちろん就活費は返金されていない。出て行った理由は分からないが、集団生活が苦痛なのではないか」とした。都は当初、入所者への支給額を1日1千円としていたが、市民団体の要請で一括支給に切り替えた。
なんという杜撰さ。
市民団体による派遣村であれば、これで構わない。市民団体が誰にどのような金を配ろうとも、入所者がその金を酒やタバコに費やしてしまおうとも、金だけ貰ってドロンしてしまおうとも、その結果は市民団体が引き受ければ済むだけのこと。
ところが、2009年の年越しに開かれた公設派遣村については、働きかけをした湯浅氏は何ら結果を引き受けていない。自腹を切っていない。参与として内閣府当局に働きかけ、納税者から強制的に集めた税金を勝手に自分の理念に投じさせ、しかも金を持ち逃げされる。
税金の無駄遣い。公設派遣村なんて事業は二度と行うべきではない。
自分の理念が正しいと思うなら、まずは自分の労力と金を投じてその理念の実現を図るべきだ。そして、もし他人の金をどうしても投じなければならないのであれば、その管理は厳格でなければならない。強制的に集められた税金であればなおさら。たとえ、融通がきかない、杓子定規だと批判されようともだ。
もし、湯浅内閣府参与が
「入所者が就活費を酒やギャンブルに使おうとも、持ち逃げしようとも、それは必要な支援をする中でやむを得ないことだ」
なんて考えているとすれば、彼には政策に口を出す資格がない。
ガバナンス・国を動かす:第1部・政と官/7(その2止) 枠組みの変革にはいたらず - 毎日jp(毎日新聞)
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痛いニュース(ノ∀`):【派遣村】 就活費を受け取った直後に酒、タバコ…施設内の飲酒や盗難騒動も
年末年始に住居がない失業者に宿泊場所や食事を提供する東京都の「公設派遣村」で、一部の入所者が就労活動のため都から支給された現金を酒代やたばこ代に使い、施設内で禁止された飲酒などの問題行動を取っていたことが6日、分かった。都はすでに泥酔状態となった男性1人を退所処分にしたほか、悪質な入所者には退所時に支給額と領収書の差額の返金を求める方針。
派遣村は5日、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区、4日に閉所)から大田区の都の臨時宿泊施設に移転。都は入所期限の18日までの就労活動用の交通費と昼食代として、入所者1人当たり計2万2千円を支給した(562人、総額約1236万円)。
ところが、多くの入所者が活動費を受け取った直後に近くの小売店で酒やたばこを購入していたことが判明。店員は「朝から1万円札を握りしめた入所者が大勢並んで買い物に来ている。たばこがかなり売れ、酒やスポーツ紙などを購入する人も少なくない」と証言した。60代の入所者の男性は「都に提出する領収書がいらない交通費に出費したことにして帳尻を合わせたい」と話した。
痛いニュース(ノ∀`):【派遣村】 就活費2万円支給後、入所者の半数の250人が行方不明に
年末年始に住居がない失業者に宿泊場所や食事を提供する東京都の「公設派遣村」で多数の所在不明者が出ている問題で9日、支給された就活費を持ったまま行方不明となった入所者が前日からほぼ倍増し、100人を超えたことが都の調査で分かった。外出したまま戻らない人を合わせると所在不明者は約250人となっている。
都によると、宿泊先の労働者用臨時宿泊施設「なぎさ寮」(大田区)の入所者名簿は9日午後9時現在、前日から6人退所したため548人となった。ところが、同日の夕食の配ぜん数は303人分で、外出したまま戻らない人は前日比6人減の143人になったものの、行方不明者は47人増加とほぼ倍増し102人だった。
都が就活費として支給した2万2千円支給後、4日間で入所者がほぼ半減した計算で、規則通り届けを出して退所した者はわずか14人(強制退寮、病死各1人含む)に止まっている。
都幹部は「もちろん就活費は返金されていない。出て行った理由は分からないが、集団生活が苦痛なのではないか」とした。都は当初、入所者への支給額を1日1千円としていたが、市民団体の要請で一括支給に切り替えた。
なんという杜撰さ。
市民団体による派遣村であれば、これで構わない。市民団体が誰にどのような金を配ろうとも、入所者がその金を酒やタバコに費やしてしまおうとも、金だけ貰ってドロンしてしまおうとも、その結果は市民団体が引き受ければ済むだけのこと。
ところが、2009年の年越しに開かれた公設派遣村については、働きかけをした湯浅氏は何ら結果を引き受けていない。自腹を切っていない。参与として内閣府当局に働きかけ、納税者から強制的に集めた税金を勝手に自分の理念に投じさせ、しかも金を持ち逃げされる。
税金の無駄遣い。公設派遣村なんて事業は二度と行うべきではない。
自分の理念が正しいと思うなら、まずは自分の労力と金を投じてその理念の実現を図るべきだ。そして、もし他人の金をどうしても投じなければならないのであれば、その管理は厳格でなければならない。強制的に集められた税金であればなおさら。たとえ、融通がきかない、杓子定規だと批判されようともだ。
もし、湯浅内閣府参与が
「入所者が就活費を酒やギャンブルに使おうとも、持ち逃げしようとも、それは必要な支援をする中でやむを得ないことだ」
なんて考えているとすれば、彼には政策に口を出す資格がない。
ガバナンス・国を動かす:第1部・政と官/7(その2止) 枠組みの変革にはいたらず - 毎日jp(毎日新聞)