最近、スーパーで100g88円の鶏むね肉にハマっている。これが、から揚げにすると美味いんだ。アメリカ産牛肉が100g250円とかするのを見ると、鶏肉の安さについつい惹かれてしまう。これがタイムセールで3割引きとかになると、即買いである。
安いことはいいことだ。
ユニクロやしまむらで安い服を買い、スーパーで安い鶏肉を買う。これで何不自由なく生活できるんだから、本当に私は幸せ者だとつくづく思う。
一方、給与明細を見ると、
「税金や保険料が高いなぁ」
とつくづく思う(税金や保険料を徴収する立場の私が言うのも何だが)。
また、スーパーで米が売られているのを見ると、
「肉に比べて米は割高だよなぁ」
とつくづく思う(米農家の孫である私が言うのも何だが)。
やれデフレだ、やれ不景気だ、やれインフレターゲットだというけれど、デフレは悪いのだろうか。給料が下がっても、他の物価が並行して下がれば何ら問題はないような気がする。問題なのは、他の物価と比較して給料の下げ率が大きい場合や、他の商品やサービスが軒並み下がる中で特定の商品やサービスだけ関税や規制の為に高止まりしている場合じゃないのか。
(デフレにも○○デフレだの△△デフレだのと種類がいろいろあるのだろうけど、その辺は素人の私には難しいからパス。)
さて。
役所の中で、
「国から『地域活性化・きめ細かな臨時交付金』が下りてきますよ。各所管においては、対象となるような事業をピックアップしてください。」
というお触れがあった。
「地域活性化・きめ細かな臨時交付金」は景気対策の一環で、
「自治体は公共事業を新規に起こせ。国がその費用を交付金で手当てしてやる。地元中小企業が受注できるような公共事業を実施して、中小企業を元気づけろ。失業者を増やすな」
という政府の意向らしい。
・・・馬鹿馬鹿しい。
こういうことを続けているから、税金が下がらず、不要不急のところに金が投じられ、高コスト社会が継続していく。公共事業は根本的な景気回復策とはなりえず、財政状態を悪化させるだけだという、自民党政権時代に何度も言われてきたことが無反省で繰り返されている。麻生内閣の補正予算を「バラマキだ」と批判し続けた私だが、どうも鳩山内閣とも相性が悪いようだ(そんなことは初めから分かり切ったことか)。
さてさて。
公共事業について、ミーゼスは次のように述べている。
『ヒューマン・アクション』L.v.ミーゼス著 村田稔雄訳 820頁
いわゆる「民間企業による完全雇用の不可能性」によって生じたギャップを埋めるために、公共事業が、拡大すればするほど、また政府が、公共事業を行えば行うほど、民間企業の領域が、ますます縮小する。かくして、我々は、再び資本主義か社会主義かの二者択一を迫られる。
現在の日本は、麻生政権から鳩山政権への流れで
「二者択一の中で、社会主義への道を選択してまっしぐらに走っている」
ということになる。
総理が書店で5万円の大人買いをするのであれば、ぜひ、この本を手にして欲しかった・・・って、期待するだけ無駄なことか。
首相、経済書など28冊購入=「勉強したい。でも多過ぎ…」(時事通信) - Yahoo!ニュース
安いことはいいことだ。
ユニクロやしまむらで安い服を買い、スーパーで安い鶏肉を買う。これで何不自由なく生活できるんだから、本当に私は幸せ者だとつくづく思う。
一方、給与明細を見ると、
「税金や保険料が高いなぁ」
とつくづく思う(税金や保険料を徴収する立場の私が言うのも何だが)。
また、スーパーで米が売られているのを見ると、
「肉に比べて米は割高だよなぁ」
とつくづく思う(米農家の孫である私が言うのも何だが)。
やれデフレだ、やれ不景気だ、やれインフレターゲットだというけれど、デフレは悪いのだろうか。給料が下がっても、他の物価が並行して下がれば何ら問題はないような気がする。問題なのは、他の物価と比較して給料の下げ率が大きい場合や、他の商品やサービスが軒並み下がる中で特定の商品やサービスだけ関税や規制の為に高止まりしている場合じゃないのか。
(デフレにも○○デフレだの△△デフレだのと種類がいろいろあるのだろうけど、その辺は素人の私には難しいからパス。)
さて。
役所の中で、
「国から『地域活性化・きめ細かな臨時交付金』が下りてきますよ。各所管においては、対象となるような事業をピックアップしてください。」
というお触れがあった。
「地域活性化・きめ細かな臨時交付金」は景気対策の一環で、
「自治体は公共事業を新規に起こせ。国がその費用を交付金で手当てしてやる。地元中小企業が受注できるような公共事業を実施して、中小企業を元気づけろ。失業者を増やすな」
という政府の意向らしい。
・・・馬鹿馬鹿しい。
こういうことを続けているから、税金が下がらず、不要不急のところに金が投じられ、高コスト社会が継続していく。公共事業は根本的な景気回復策とはなりえず、財政状態を悪化させるだけだという、自民党政権時代に何度も言われてきたことが無反省で繰り返されている。麻生内閣の補正予算を「バラマキだ」と批判し続けた私だが、どうも鳩山内閣とも相性が悪いようだ(そんなことは初めから分かり切ったことか)。
さてさて。
公共事業について、ミーゼスは次のように述べている。
『ヒューマン・アクション』L.v.ミーゼス著 村田稔雄訳 820頁
いわゆる「民間企業による完全雇用の不可能性」によって生じたギャップを埋めるために、公共事業が、拡大すればするほど、また政府が、公共事業を行えば行うほど、民間企業の領域が、ますます縮小する。かくして、我々は、再び資本主義か社会主義かの二者択一を迫られる。
現在の日本は、麻生政権から鳩山政権への流れで
「二者択一の中で、社会主義への道を選択してまっしぐらに走っている」
ということになる。
総理が書店で5万円の大人買いをするのであれば、ぜひ、この本を手にして欲しかった・・・って、期待するだけ無駄なことか。
首相、経済書など28冊購入=「勉強したい。でも多過ぎ…」(時事通信) - Yahoo!ニュース