久しぶりに弦楽器の方々とアンサンブル練習をした。
持って行った『テレマンのトリオソナタ』は、全員初見なのに、いい出来だったと
思う。みなさんうまいです。
モダンスタイルの弦の方々とチェンバロの代わりにピアノを交えての演奏は、
不思議な響きで、これでいいのだろうかと、一瞬思わないでもなかったが、
贅沢は言ってられない。
御宿でテレマンを吹けたことに感謝カンシャである。
問題は、笛のクオリティーで、バロックピッチ(A=415)の笛はそれなりの楽器を
何本か持っているが、モダンピッチ(A=440)の笛は元々演奏する機会が
ほとんど無かったので、ダメダメなのを2本持っているだけである。
この笛でヴァイオリンやチェロと互角に演奏するのはキビシイ。
でも、いまさらモダンの楽器を買う気も起きないしなあ。
どうしよう。
久しぶりに魚売りのおばあさんが来た。
私の顔を見るなり、「ダンナさん、何してる人かと思ってたんだけど、芸人かい」。
顔中?マークになって、聞いてみると、先日の『月の沙漠音楽祭』を見に来てくれ
たそうで、私のことを民謡の師匠だと思い込んでいるようだった。
いくら否定しても「まあ、いいから、いいから」となにがいいのかよくわからないが、
おしまいには面倒臭くなってしまって、私は芸人にされてしまった。
そんなことはともかく、今回は若干トロピカルなみかけの『タカノハダイ』を購入
した。食べるのは、初めてである。
ネットで調べると、くさいとかまずいとかの記述が多かったが、煮つけで食べると
けっこう美味しかった。
ただ、ウロコが硬すぎて下ろすのがシンドイ。
もう買わないな。
なんか、連日音楽ネタだな。
『ギョーム・ルクー』は、ヴァイオリンのソナタかなんか聞いたことがあるくらいで、
これまで全く関心のない作曲家であった。
でも、最近はまっているフランス歌曲からみで、この人の作曲した『SUR UNE
TOMBE(墓で?)』というのを見つけた。
これ、いいですよ。
私は若い頃からバロック専門の古楽器奏者で、それが自分に合っていると思って
いたが、最近になってロマン派や印象派の曲を演奏してみると、こっちの方が自分
に向いている音楽なのではと思いはじめた。
気付くのがあまりに遅すぎたけど、今は、クラシックだけでなくイロイロな音楽を
演奏出来る環境にあって、とても幸せである。