外は冷たい雨なので、午前中は笛でも吹こう。
一時期、初期バロックばかり吹いていた期間があり、その時に作ってもらったのが、左の
ガナッシタイプの笛である。
この笛は、バロックの笛と違って低音を強く吹き込んでも力強く反応してくれるので、吹いて
いて大変気持ちが良い。
右の笛は、『ズル』するために購入したブレジンガーというドイツ人が作った、オリジナル
モデルである。
ガナッシは、レスポンスや音色は素晴らしいのだが、高音域の指使いが難しすぎる。
この時代の器楽曲は、大部分がヴァイオリンを想定して書かれているので、高い音域まで
使っている曲が少なくない。
そこで、指使いのラクな、なおかつ初期バロックの雰囲気も残した楽器を探して購入した。
おかげで、かなりレパートリーが広がったものである。
でも。
久しぶりに吹いたら、全然指が回らない・・・。