子どもの頃は良く見かけたアドバルーン。
公民館附近に上げられているのに気が付いた。
写真ではよくわからないが、『地デジ いすみ局 開局 NHK』と書いてある。
そうか、正式に開局したんだ。
御宿町では、アンテナを建ててもアナログがほとんど受信できないので、ほとんどの家が
これまでケーブルを使用した共聴システムを利用していた。
ウチもそうなのだが、地デジについては『ミッドバンドパススルー』とかいうやり方で、ムリヤリ
ケーブルに通して各戸に配信するらしい。
怪しさ満点なので、早々に勝手にアンテナを建ててしまおうかとも思ったけど、とりあえずその
ミッドバンドなんとかの画質を確認してからにしようと思う。
不安だねえ。
先月行われた『区制施行10周年祭』で、おそらく近所にお住まいだと思われる方が作られた
『御宿よいとこ』という歌が披露された。
出席していた町長も気に入ったということで、今後は何か行事があるたびに演奏していこうと
いうことになったらしい。
演奏会の時にもお世話になった、区の役員であるTさんから、バンドの指揮者に『御宿よい
とこ』を吹奏楽用に編曲して欲しいと依頼があったようで、私が書くことになった。
せっかくなので、気合が入り、妻とも話して『ここは、オシャレにボサノバ風にやろう』と、長め
のイントロを書いて、これはナカナカいいかもと思ったのも束の間、メロディーが全くボサノバ
にマッチしない。
原曲は、尺八の名手の方が作ったそうで、三味線等が入る民謡調のノンビリしたもので、
残念ながらボサノバには向いてないようで、悲しかった。
仕方ないので、笑点風というか(妻はドリフの曲みたいだと言っていた)、オメデタイカンジに
してみたら、まあこの曲にはピッタリで、今回はこれでいこうと思う。
力不足を感じたアレンジ作業であった。
もっと精進しよう。
子供の頃はハードロックが席巻していて、音楽といえばバッハのことしか頭になかった私でも
ジミーページのギター等には、受け容れざる得ない魅力を感じていた。
その頃、本当に大嫌いだったのが、ジャーニーやスティックス等のポップなバンドであった。
ずいぶんと長い間、その思いは変わらなかったが、最近になってそれらのバンドを普通に
聞ける様になってきた。
若干地味だが、写真の『Infinity』などは入浴時によく聞くまでのお気に入りになってしまった。
加齢の影響なのか、なんなのかわからないが、そういえば若い頃は一切受け付けなかった
モダン楽器のバッハも聞ける様になってきた。
遅すぎたが、ツッパって来たのが、やっと多少はまるくなったということだろうか。
最近よく練習視している『モダンフルート(写真下)』と、キーがひとつだけの『バロック
フルート(フラウトトラヴェルソ)』を並べてみた。
骨の髄まで古楽がしみ込んでいる私的には、モダンフルートを吹いているとミョーな気持ちに
なることが多い。
トラヴェルソは確かに音程もとりにくく、音色も各音で均一でないが、そこが調整の違いに
よる特徴が際立って、尺八にも通じるようなワビサビがあると思う。
とは言え、当分はモダンの練習を頑張らねばならない。
先程、妻とクリーニング屋に行くと、知らないオジサンに声をかけられた。
『失礼ですが、この前の音楽祭に出てませんでしたか』
恐縮して店を出てきた。
人口8千人のスーパーが一軒しかない小さい町なので、しょうがないけど、面が割れて
しまっては迂闊な行動はできないな。
バンドのメンバーと日帰りで河口湖へ遊びに行った。
クルマがないので御宿まで車で迎えに来てもらったが、まだ6:20なので空は朝焼けである。
初めて降りたアクアラインの展望台には、???な動物が何匹か居た。
途中、人(含妻)を拾いながら、昼食は河口湖で『ほうとう』。
写真ではよくわからないが、量が半端ない。多過ぎだ。
その後『オルゴールの森』というところで、弦楽四重奏を聴いたりした。
ここは、バラ園もあって、開花の季節に是非また来たいものである。
帰りは東名が事故渋滞で、家に着いた時には日付を越えていた。
今回は、長時間マイクロバスを運転してくれたホルンのNさんに感謝感謝の小旅行で、
くたびれたけど、イロイロ印象に残ったよい1日であった。