サックス用のリードには、ジャズは別にして、学生の頃からバンドレンの4番を使っていた。
暗くて太い音色がお気に入りで、多少苦しくても根性で吹いていた。
昨年、楽器を再開した当時もリードは同じであったが、ネットで調べてみると、さすがに
時は流れたようで、知らない銘柄のリードがイロイロ売られていた。
そのなかで、安さに目が眩んで買ったのが、リコーの『グランドコンサートセレクト』という
大層な名前の付いたリードであった。
もちろん、4番を購入した。
しかし、苦しくて、吹けない。
仕方なく、3.5を買い直して吹いてみると、悪くないカンジであった。
調子に乗って、怖いもの吹きたさもあって、3番を購入してみると、これまで経験したことが
無い華やかな音色で、音の太さもそれほど変わらなかった。
もうこれ以上薄いリードは買わないと思うが、我ながらこんなペラペラのリードが気に入って
しまい驚いている。