トンネルを出たところがフランスで風景も一変する。 いつもフランス側に入ると穏やかな山や谷間にスイスと間違えそうなくらい整然としていて、大感激、やたらと写真を撮りまくる。
近くの山々はまだ雪が少し残っているが、谷間は全くの春景色。
途中で山焼きが行われていてこれも春の景色の一部かと思う。
傾斜の激しい山の中間点、少しの平地でも作られた小さな村が散在する。
谷間の村を通り過ぎてもほとんど人を見かけることがない。
谷間の対岸の山は木々の新芽と山桜が満開とて素敵な春の色。
雪解け水が流れ落ちる小さな滝も道端に見かける。
ここでもコンポステーラへ向かって歩く巡礼の人たちを見かけた。このフランスからだと1000㎞くらいになるのだろう。それもピレニー山脈を歩いて踏破するすごい人たちだ。
遠くの山々はまだ全くの冬景色、谷間の道路をまっすぐ北に行けば平野に出ていくだろうが、途中から左に折れて山間の細道を今夜のキャンプサイトへ向かった。
七曲の山道を登ってたどり着いたのは結構大きな村だった。