ピレニー山中の村から今日は350㎞北東のモンテニャックを目指す。朝霧がかかって山の風景は見えないうちに平野にたどり着いた。
道路標識に今日の途中通る道の名前が出ていなくて亭主が不思議がる。 50㎞も走ったところで私のカーナヴィのセッティングが間違っていることに気づいた。
フランスのこの辺りだとWest 西か East 東 に変えなければならない。今年も間違えてしまった。だからカーナヴィは西を目指して私たちを連れていく。
ここでまた新しくセッティングし直し、350㎞先の東を目指した。
行く先々のラウンドアバウトのデコレーションが面白い。釣り師はこの地域で鮭の養殖をしていることから作られたものらしい。もう一つはいったいどんな意味から飾られたものか。しかし本体はラウンドアバウトの真ん中に植えられた木を剪定したものだった。
町中のラウンドアバウトは春の花を集めた優しい色合い、そしてこのミニチュアの家々と花咲く木もラウンドアバウトのデコレーションで今まで見たことの無い素敵なアイディア、この写真だとどこかの村だと言ってもおかしくない。
街道筋、本当に多くの藤の花が今を盛りに咲いている、この藤は高い木に登って咲き誇っている。バージェラック(Bergerac)の緯度はワインで有名なボルドーとほとんど同じ、したがってこの辺りの農耕作にはブドウ畑が多い。
このラウンドアバウトでは変わった鳥の飾り。これは七面鳥かアヒルだろうか。フランスではアヒルに食べ物を詰め込んで脂肪肝にして食べるフォアグラが有名だから多分アヒルなのだろう。
どこまでも続く果樹園はリンゴか梨の花盛り。
道端の山桜は花が白いうえ葉も出ているからあまり派手に見えない。
モンテニャックの村に着きキャンプサイトの近くまで行っていながら道路が狭くて通り抜けられず、とうとう諦めて村の入り口近くのキャンピングプラッツに落ち着いた。ここには電気をつなげトイレや下水の捨て場もあるが、飲み水だけがない。 今朝、山中のキャンプサイトを出る時に山の水はおいしいからとポリタンク2つに水を詰めて持ってきたのが幸いした。一泊5ユーロで宿泊、ここに2泊もしてしまった。