Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

英国のコロナ禍

2021-04-04 00:01:53 | 日記21

昨年12月、今春の航空機費が格安になると言われて、4月1日からポルトガルへポールの遺灰をまきに行こうと飛行機予約を済ませるところだった。ところがいろいろな人に相談してみると、コロナの行方が見えない。

英国では80歳以上の人たちがワクチン1回目を12月に始め、2回目は3週間後の1月初旬に終わってしまった。私の日本人の友達で80歳以上の方たちは、私が1回目を受ける前に2回目を済ましていた。

私が住んでいる通りは1930年代新興住宅地として建設されたところで、この新しいストリートで生まれた現在では80代のおじいさんと話す機会があった。彼の両親は若くしてこの通りの奥に家を買い、一人息子のD 氏が生まれた。1軒隣の夫婦には娘とその弟が生まれ、彼らは80年以上を幼馴染として一緒に遊び、旅行にも出かけた。その3人は12月にファイザー社のワクチンを受け3週後には2度目も受けていた。

私が1月17日に1回目のワクチンを受けた際、2度目は12週間後と言われた。1月に入ってからはなるべく多くの人たちにワクチンをと方針をかえ、とにかく注射しまくった感じ。

今では3千万以上の人たちが1回目ワクチンを受け、2回目も3百50万人の人達が終わっている。アストロゼネカの副作用で血栓ができると騒いでいる人たちも3千万人中の30人前後と聞くとあまり気にしないのではなかろうか?

3月17日、私が2回目を受けにロンドン市内のガイズホスピタルへ行った時は、1回目をしてもらったテントには患者一人も居ず、2回目の接種場所にはもう30人くらいの人たちが待っていた。それで30分も待たされたのちファイザーを注射してもらい、20分の経過を見た後テントを出てみると待合室の外にも長い行列ができていた。

英国は世界に先駆けワクチンを国民全部に行き渡らせるべく、驀進中。

そのせいで最近の感染者は一日3-5千人、死者も一日100人以下になり、3月23日には死者12人まで落ち込んだ。年初めの一日6万人以上を超える感染者からなんと素晴らしい成果だろう。

12月31日でEU を脱退した英国では、このワクチンでもEUからの嫌がらせを大いに受けて、今後大量のワクチンが入手されないとのニュース。こんな医療の大切な時に政治が絡むのはどうもいただけない。

とうとうフランスは第3次ロックダウンに踏み込んでしまった。私がいつも楽しみに見ているフランス在住の桃子さんのブログ https://blog.goo.ne.jp/junon57/e/099ae7670e9d4f64f62367de941fbd89をご覧ください。

日本はヨーロッパ諸国の感染者や死者の20分の1くらいでは、コロナに対する注意力も受けとめ方さえもほとんど関心なし。本当にオリンピックやるの?

 

 

コメント (6)
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