Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

4月の花

2021-05-01 05:42:52 | 日記21

 

3月末に数日暖かい日があった。気の早い英国人はティシャツ、半ズボン姿だったが4月に入って雪が舞う寒さになり今でも日中気温12-13度、夜間は霜が降りる。それに雨が降らない。英国ではエプリルシャワーと呼ぶ急なにわか雨は有名だったが、ぱらぱらと降っても地面が濡れるほど降ってくれない。

畑はからからに乾いて冬中ためた雨水のタンクも半分以上使ってしまった。

毎朝素晴らしい青空で、気持ちが良いなどと薄着で外出しようものなら寒さで震え上がる。4月12日娘のキッチンで育てたランナービーンズが大きくなり8本を彼女の家の畑に5本をわが家の畑に植えた。その夕方友達と話したら朝から雪だったという。わが家から彼女のところまで20-30kmそれで雪とは!! 驚いてケントの友達に電話したら朝は吹雪だったという。 翌朝私のビーンズは凍死していた。娘の庭のほうが暖かいらしく霜が降りなかったため、すぐにビニールで覆って保護することにした。

庭に直接種をまいた野菜は1か月後にやっと芽を出したがそれ以上大きくならない。温室の中で植えたトマトやスイスチャードがやっと3センチくらいになっている。

それでもこんなに寒くても花は咲く。

これは裏庭のクッキングアップル、昨年は不作だったが今年はたくさんなるだろう。とにかくすごい花の数。

 

近所のおじいさんは今年91歳になる、以前から約束の鳥のエサ台を作って持ってきてくれた。裏庭は果物の木が多いからたくさんの鳥が来るのはまずい。今咲きだしたばかりの牡丹の木の横に設置した。

牡丹も毎年大きくなり今年は数えてみると50個くらいつぼみがついている。

近所の友達の奥さんがこの家のすぐ近くのベッケンナム・プレース・パークにブルーベルの花を見に行こうと誘ってくれた。

 

 

公園の半分は雑木林で木々の下草はブルーベルの真っ盛り。

ぽつんと離れてただ一本だけ咲いていた変わったブルーベルの花、まるでヒヤシンスみたい。

林の1か所に咲いていたウッドアネモネがかわいい。

 

 

 

早咲きの桜は終わってしまったが今は八重桜が満開で、この公園へ行く間の街路樹にも数本咲いている。

 

よく手入れの行き届いた花壇には色とりどりの花が咲き乱れていた。

一般にワイルド・ガーリックと呼ばれるものには2種類ある。この細葉のTriquetrous ガーリックは繁殖力旺盛で私の前庭の一部に数年前に花が咲いているのを見つけた。花は結構可愛いなどとほおって置いたら今年の3月には地面が見えないほど繁殖して、大事なオリエンタルポピーや、カリフォルニアンポピーが消えてしまった。

それでこのワイルドガーリック退治に乗り出した私、球根が1-2ミリから1センチほどの大きさで、乾燥した畑の深いところでは10センチ以上も堀りあげ、球根をえり分けできないから土ごと捨てることにした。

丸2日腰が痛くなるほど頑張って捨てた土は巨大なごみ箱の3分の2を占め、私の力では車付きのこのごみ箱が動かせない。

隣りの息子が手伝ってくれてやっと通りの近くまで運んでくれた。掘り起こした畑にはお店から買ったコンポストを入れてワイルドフラワーの種をまいた。

 

この上の丸葉のワイルドガーリックは、にんにくの匂いがし、葉も花も食べられる。娘が最近野生植物に興味を持ち出し、このワイルドガーリックはおいしいとインターネットで食料にオーダーしている。ベッケンナム・プレース・パークにも少し生えているが、たくさんの人が狙っていると見えて、大きな葉にならない。

 

コメント
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