翌朝、フェリーで湖が2又に分かれているその真ん中の突端部、Bellagioへ行くことに決めた。
フェリー乗り場まで湖のふちを歩く。さすが観光地だけあって、細い水際の歩道はよく整備されている。
Varenna と隣接しているPerledo の町、フェリーから見ると山の上まで家々が点在している。
フェリーの真ん中は車が入り、私たち観光客は両側の階段を上ったところの椅子に座って周囲を眺めることができる。
ここが昨夜泊まったVarennaの町。
Bellagio には30分ほどで着いた。
フェリーを降りるとすぐ近くにあった玩具のような観光電車で娘とジュードは乗って廻るという。
ここはVarenna よりもずっと観光化していて、水際の通りはレストランと、お店がズラーと並んでいる。
この水際のお店やレストランと直角に細い急坂の階段が何本も山へ上ってゆく。
教会の広場へたどり着くとそこからは水際の道路と平行に狭い道路が走り、両脇はいろいろ素敵なお店が並んでいた。
この狭い道を大勢の観光客が右往左往する。それに車がゆっくり通り抜ける。
階段の細道のピザレストランに予約を入れて、娘とジュードに携帯で知らせ、12時半に再会。
毎日昼食にグラス一杯のワインと大きなピザを食べている。どこのレストランでも入る時にはワクチン証明書の提示を求められ、QR Reader でピーと検査して入室許可になる。
この日のピザも直径30センチほど、6歳のジュードが残さず食べるのには驚く。
街角の壁に音楽家のフランツ・リストが住んでいた。との石板が貼ってあった。
さて午後3時40分の電車でミラノへ帰ることにし、2時半から待って乗ったフェリーが、Perledoのフェリー乗り場の着岸に失敗し、まるで嫌がらせの様に、何度もトライしてとうとう電車がつく5分前にやっと下船できた。パトリックは駅で電車のチケットを買うため急いで走って行ったが、私たちが行ってみると、全線不通になっていて、今日は電車は来ないというアナウンス。
明日月曜日はパトリックが会社へ仕事に行く日で、何としても今日帰らないといけない。この沿岸にはバスも通っていないし、駅にはたくさんの観光客があふれた。
皆それぞれタクシーを雇って出ていく。パトリックも昨夜ホテルを世話してもらった若い女性に連絡してタクシーを探してもらった。タクシーがやってきたのが6時頃、娘は車酔いするから助手席に乗り、パトリックが後ろ真ん中、ジュードと私が左右に乗った。
2車線の道路はトンネルが多く、車に揺られているうちに、私とジュードはパトリックを枕に寝てしまった。ミラノの街中の宿泊所まで200ユーロ払った。