Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

コロナ禍のイタリア旅行ーミラノDay 1- 大聖堂

2021-10-28 21:30:33 | コロナ禍のイタリア旅行2021

ミラノの中心地は大聖堂(ドゥモと呼ばれる)の有るところ。ミラノで3泊した宿がこの大聖堂まで40分から50分で歩いて行けるところに有って、市内だから設備は大したことはないのに値段は非常に高いところだった。

 

 

月曜日の朝はパトリックが出勤した後、3人で歩いてこの大聖堂へ行った。通りを歩いている人もみなマスクをしている。

入場チケットを買うところは長い行列、屋内に入ったところでまずはワクチン証明書を調べられ、聖堂内と屋根に上がるエレベーターのチケットを買った。

聖堂への入り口で並んでワクチン証明書を見せて入場可。

 

この聖堂内部の床が色大理石で作られた模様が素晴らしい、何度見ても感激する。

 

四方の壁を埋め尽くすステンドグラスを見ると、いつも思うのは宗教はいつの時代も貧しい人を搾取して、すごい芸術作品を残したものだ。

 

 

屋根へ上がるエレベーターは聖堂の後ろの入り口から入る。ここでもワクチン証明書を見せて初めて中に入れる。小さなエレベーターで4人しか乗れない。

数年前ポールとこの大聖堂へ来たときは、屋根へ上れることを知らなくて、ここへ来た日本の従姉や、ロンドン滞在の日本人の友達から、ここが一番素晴らしかったと話を聞いていた。

エレベーターを使わないで階段を歩いて上がると料金は安くなるので、若者たちが息を切らせて上ってきた。

 

 

 

 

石で作られた建築物でもやっぱりいつも改修、補修が必要で、いつ来てもどこかを治している。

 

 

 

この白い石は補修後の石で、上の写真の部分だけ石の交換するのも大変な工事だろうと思う。

 

 

石像の向こうに見える四角い建物が、ミラノで一番醜い(アグリー)な建物と言われている。

 

 

石造りの建築物でいつも見られるのが、こんなおどろおどろした醜い動物の飾りで英語ではガーゴイルと呼ばれる。これらは日本の鬼瓦と同じような役目と考えられる。

屋根からの下りにはエレベーターがなく狭い石造りの階段をせっせと降りなければならない。約3分の1くらい降りたところで、キャーと叫び声を聞いた。降りながら角を曲がったところで、イタリア人の中年のおばさんが倒れていた。

言葉は通じないけれど、左足首をくじいた様子。さてどうしたものか?ちびデブの重そうなおばさん、私一人ではどうしたって持ち上げられそうにない。そこへイタリア人の家族連れがやってきた。そこの娘さんと2人でやっとおばさんを立ち上がらせて、その家族のお父さんがおばさんを支えて、私に行きなさいと言ってくれた。

地階に降りるまで相当の階段を下りてきて、あのおばさん足が使えないのにどうするのかと心配。それでセキュリティのお兄さんのそのことを伝え、彼は無線で誰かに連絡していた。

 

 

さて大聖堂の広場の左横に立派なショッピングセンターがある。世界のブランド物のファッションや靴バッグなど、有名店がズラーと並んでいる。

 

天井も内装もどれも素晴らしい。

 

 

 

特に気に入ったのが大理石の床模様。ここでもさすがローマの末裔、モザイクにかけては世界一だと感心する。

数年前ポールと来た時、中国人の観光客がこのモザイクの上にべったりと座り込んで、異様な眺めだったのが忘れられない。このコロナ禍でただ一つ良かったのが中国人団体観光客が一人も居なかったことだった。

 

 

 

 

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コロナ禍のイタリア旅行ーセンピオーネ公園【Parco Senpione)

2021-10-28 04:51:31 | コロナ禍のイタリア旅行2021

ショッピングセンターを通りすぎた広場の電車通りにあるのが、オペラ界では一番有名なスカラ座、以前見た時も今回見た時も、外観の目立たないこと。期待していくと一番に裏切られる。

 

 

壁の2か所に21年から22年の出し物のリストが張り出してあるが、いったいどれだけの人がコロナ禍を押し切って見にいくのだろうか?オペラハウスの中を見たいと受付へ行ったら明日は開いているからと言われた。多分午後オペラかバレーのパフォーマンスがあるのだろう。

 

昼食はまたもやピザを一人1個づつ食べ、6歳のジュードが直径30センチもあるピザを残さず食べるのにいつも驚く。午後娘は科学博物館へ行くつもりが、月曜日は公共施設は全部休みと知って、近くのスフォルゼスコ城(Castello Sforzesco)へ行った。

 

このお城大きくて立派な城だがあちこちに小さな展示場があり以前行って見たが、大したものが無くて何を見たかも記憶にない。

 

お城の前の噴水が面白いと孫のジュードは一回り水と遊んでいた。

 

 

広大なセンピオーネ公園は池やベンチやスポーツ器具が置かれてあり、結構楽しく時間を過ごすことができる。

道端の芝生のあたりにクルミの実がたくさん落ちているのを見つけた。たまたまバッグに入っていたビニール袋に40個くらい拾った。まだ外側の実が腐って黒いままクルミの実にくっ付いているから、かえってきれいに洗わなければならない。

 

公園の一角に小さなアンプシアターがあり、真ん中の小さな舞台でジュードが演説をする。私たち2人だからものおじせずに話しているけれど、学校では恥ずかしがって話せない。

このアンプシアターは面白いことにメタルの丸椅子が全部に埋め込まれている。

橋げたにはマーメイド?らしき像が4方に立っていた。

 

 

公園の最奥には凱旋門らしき立派な門 Arco Della Pace と言う。

 

 

あたりがかすかな花の香、これは銀もくせいではないだろうか?

 

宿への帰り道、いたるところに大きな地球儀の飾りが目に付く。

 

 

 

 

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