ミラノ駅は巨大でまるで大聖堂のような趣。
高い天井や大理石の柱など、19世紀の建築物だろう。
駅とは人の集まるところ、正面玄関左側に警察と陸軍兵士の群れが立っている。
その近くの木の下では
ホームレスの人たちが寝ている。
私達は12時の電車でコモ湖へ向かった。
コモ湖はミラノから電車で1時間ほど、ここはお金持ちの別荘の有るところで、湖の周囲たくさんの家が押し合いへし合いしている感じ。
コモ湖は漢字の人の形をしていて、電車を降りたところは人型の又よりやや右上ヴァレンナ(Varenna)と言う町。湖の周囲は山が囲んでいるから、狭い平地か山の段差に家が立ち並んでいる。
ラッキーだったのは毎日青空に恵まれ、もう冬の気配の英国のグレイの空から解放されたこと。
青空を写した鏡のような湖で、ずーとここに滞在したいと思った。
今夜の宿は狭い急坂を上ったところにある2ベッドルームの気持ちの良いBB. 壁紙は湖の写真が貼ってある。
この湖の各町をつなぐカーフェリーが運航している。
岩山に生えている糸杉が、イタリアらしい。
湖のほとりのカフェーで昼食を済ませ、訪れたのがここ Villa Cipressi ここは大きなお屋敷で、庭が小さな植物園になっている。
タイサンボクの花の終わった後、実がはじけて赤い実が見え始める。この実初めて見た。
誰も採らないところを見ると、多分渋柿に違いない。大きな木一面、大豊作だった。
のこぎりを連想させる葉が面白い。