素晴らしい青空の朝、土曜日の今日はブリンディシ側の海へ出かけた。
ここ グロット・ゲラポエシア(Grotto Gellapoesia) は砂浜ではなく崖が切り立っている景勝の地、崖から見下ろす真っ青な海のあちこちにたくさんの人が泳いでいる。
はじめに綱が張り巡らされている方へ行ったら、入場料に大人2人、2ユーローを払わされたのに、あとから来るからと言って、とうとうそのあたりへは行かなかった。下の写真で見ると人々が崖の上を歩いているのが見える。
このあたり水深はそんなに深くはないが,海底一面に茶色の海藻が揺れていて、深く見える。孫のジュードはどんな深さでも平気で、泳ぎ潜り3メーターの高さの岩の上から飛び降りる。娘からは彼のそばにいつもくっついて、目を離さないようにと言われているので、ジュードが水に入っている間中、私も泳いでいなければならない。
定年退職して20年、その間キャンピングカーでヨーロッパ中周り、特にポルトガルの南で10年の冬を過ごしたが、大西洋の水は冷たく、一度も泳いでいない。90年代はシャーメルシェイクでスノークルをしていたものだが、子供相手に1日中泳ぎまくったのは初めてのこと。それでもこうして暖かくてきれいな水に浮かんでいるだけでもしあわせ。
日本ではとっても珍しいと言われている、リュウゼツランはこのあたり車で走っていると必ず1-2本は目に付く。毎年ポルトガルの冬に行って、立ち枯れて真っ黒のこのプランツを見ていたが、花を見たことがなかったので、初めてこの黄色の花を見て大いに感激、写真を取りまくって、オランダの友達に送った。
オランダ人の彼女、このたち枯れた真っ黒の枝を切り取ってきてキャンパーに飾り付けていた。彼女もこの花が黄色だとは知らないだろう。
帰国の際、車でバリ(Bari)への高速道路を走っている途中、このリュウゼツランがひとかたまりに5本も咲いているのを見かけた。それこそ珍しいと思った。
午後一旦フラットにもどり小休憩、3時過ぎから左右にタワーの見える砂浜の海岸へ。このあたり結構な人出で夕方7時でもものすごく暑い。イタリア人は皮膚も北部ヨーロッパの人達と違って、日焼けしないのかほとんどの人たちがブラウン。
ジュードも一日2回も泳げたからご機嫌で、この午後の泳ぎはパトリックに任せた。9歳の子供に付き合って体力限界。