2012 F1 カナダGP

2012年06月11日 20時05分29秒 | └F1

なんだか最近、新聞休刊日に大きな事件・事故が起きるなぁ。
どうも、ren.です。

 

さて、昨夜・・・・・・というか、今朝方まで、カナダGP決勝が行われました。
BSフジでの放送はこの後、22時からなので、ネタバレに注意してくださいね。

 

全体的に順調な展開でしたが、今のF1のいいところが詰まった、すばらしいレースでしたね。
リアルタイムでライブタイミングを見ていると、大変楽しかったです。

チーム競技としては、タイヤ戦略を中心としたピットタイミングや、ラジオによる細やかな指示が。
ドライバー競技としては、タイヤの労り方や、KERS・DRSによるオーバーテイクが。
自動車競技としては、次々と更新されるファステストラップ、タイヤの損耗、各チームのマシンの違いが。
すべてにタイヤが絡むのも、今のF1の象徴かも(w

上記のすべてが集約された場面は、やはりラスト3周でしょう。
2ストップ作戦を取ってトップを走行していたアロンソでしたが、履いていたソフトタイヤにピレリ特有の"崖(クリフ)"が訪れ、見る見るタイムが落ちていき、ハミルトン、グロージャン、ペレス、ベッテルに次々と抜かれる姿が印象的でした。
これほど崖がはっきりとわかった展開も、なかなかないですよね。

優勝したのはハミルトンで、今年7戦目、7人目のウィナーとなりました。
何度もオーバーテイクシーンを演じた彼ですが、確かにマクラーレンは速いや。
去年に比べて短縮されたDRSゾーンでしたが、同時にKERSを使用すると、あっという間に31km/hオーバーですもの。
ベッテルとの比較で15km/hも違うのには驚愕。
でも、どうしてピット作業がどこか決定的におぼつかないんだろう(w

2ストップ作戦が成功した上に、前述のアロンソの件もあり、グローシャンは2位、ペレスが3位の大躍進。
三人会見でハミルトンが、「若い二人」を称えていましたが、22歳のペレスはともかく、グロージャンはたった2つ下の25歳じゃないか(w
まあ、ここでいう「若さ」は、キャリアのことなんだろうけれど。

一方、彼らのパートナーであるバトン(16位)、ライコネン(8位)、可夢偉(9位)は、作戦上の問題やトラフィックによって、伸び悩んでしまった感じ。
特にバトンはノーポイントと残念な結果。
ただ、トラフィックについては、下位チームとのマシンの性能差や、今回はサーキットの特性的に、捌ききれないものだったのかとも思っちゃうのですが。
この辺はすべてが中継されたわけではないので、コメントから判断するしかないですね。
まあ、日本人ファンとしては、可夢偉のポイント獲得はうれしいとともに、ペレスと作戦を分けるとババを引きやすいのかなと嘆息。

順位は10位とギリギリでしたが、今回のマッサは光ってましたね。
序盤のスピンがなければ、アロンソの前でゴールできたかもしれないのに。
本人もレース後に「自分でも自分に腹が立つ」と言っているようですが、まあ、そこがマッサらしいと言っちゃ悪いだろうか(w

我らがウィリアムズは両車完走も順位は振るわず、マルドナドが13位、セナが17位。
それぞれ予選とフリー走行でマシンをウォールにヒットさせたりと、アグレッシブさが空回りした感じ。

その他の結果はこちらで。

 

アロンソはハミルトンにポイントでも抜かれて現在2位に。
現在3位のベッテルまでが、80ポイント台で僅差といった感じ。
しかし、まだまだ現在4位のウェバー以下との差も小さく、混戦具合。
次回のバレンシアGPで、8人目のウィナーが生まれるかもしれませんし、まだまだ何が起こるかわかりません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする