先週今週と続き物だった「ウルトラマンメビウス」の面白さで、ウルトラダイナマイト状態のren.です。あ、復元能力は持っていません(w
本当に、この作品はウルトラマンシリーズの集大成として出来すぎですね。こんなことなら、毎週レビューしていればよかったかな。
毎回、新しいウルトラマン世代には、メビウスとGUYSの仲間の友情物語を、そして旧いウルトラマン世代には「そんなネタを?!」と驚く小技を、これだけ違和感なく1つにつづり上げているのは凄いです。
今回で言えば、ウルトラダイナマイトはもちろん、タロウのカラータイマーの音「パープーパープー」と、飛び去り際の「たぁぁぁーーー!!」。シリーズ全体をよくわかっていないと、こういうところはこだわれないよなぁ。
さて、そんな話題くらいしか思いつかない、特に何事もない今週。
ふと、江戸氏のブログを見ていたら「カマドウマ」なんてキーワードがあったので、思い出した怖い話でも一席。
あー、虫嫌いは読まないほうがいいかも(w
江戸氏も言っているように、北海道にはゴキブリは皆無に等しく、貨物集積所近辺にごく少数発生するに過ぎません。
しかしカマドウマは寒さにもめっぽう強く、「北海道のゴキブリ」と称されるほど、嫌われている生物です。
その理由は、まず、その姿にあるでしょう。
羽の退化したフォルム、異常に発達した後ろ脚、常にくゆらされる長大な触覚、薄茶のボディに映える黒い目……昆虫が宇宙からの来訪者である、という説にもうなづける姿です。
そして、その生態。
ベンジョコオロギの名にふさわしく、薄暗く湿った場所を好み、その太く長い脚で跳ね回ることよりも、壁などを
わっし わっし
と歩く姿は、H.R.ギーガーのデザインしたクリーチャーなんか屁でもない恐ろしさです。
さらに、その性質が恐怖を与えます。
現れたカマドウマを、例え半狂乱になりながらスリッパで叩き潰そうとしても、その強固な体表は攻撃を寄せ付けません。
しかし、横から硬いもので叩き潰すと、その身体の大きさからは思いも寄らないほどの大量の水が溢れ出します。もちろん、体液ですけれど。
あー……ここまで書き連ねてきて、ちょっと気分が悪くなってきました。読んでるほうも溜まったものじゃないでしょうけれど(w
でも、これからお話しするのは、さらに恐ろしくもおぞましい話なのです……。これは私の友人の経験談です。
説明した通り、カマドウマは寒さに強く、冬を越すことが出来る、多年生の昆虫です。そして、暗く湿った場所を好み、そうした場所に潜みます。
ある春のこと。
千歳の片田舎にある農家が、今年もそろそろ畑起こしを始めようとしていました。
高校を卒業し、家業を手伝い始めた青年が準備のために、一冬雪に埋まっていた納屋へと足を運びました。
……予想はおつきでしょう。
壁一面が……床が、天井が、ざわざわとうごめいていたのです
何千、何万という、カマドウマの大群で
彼は悲鳴をあげることも出来なかったそうです。
家族会議の結果、トラクターなどの機械類はロープで外に引っ張り出し、大半の農具はそのままに、納屋ごとガソリンをかけて燃やすことになりました。
地元の消防団にも話をつけ、ついに火がかけられました。
パチパチパチ……メラメラメラ……
生乾きの木が急速に乾き、燃えていきます。あっという間に納屋は火に包まれました。
……と
きぃぃぃぃぃぃぃ!!!
きゅぉぉぉぉぉぉぉ!!!
この世のものとは思えない声が、辺りを包みました。納屋の中の農具が燃えている音でしょうか。
違います。
カマドウマの断末魔の声なんです
本来カマドウマは鳴くムシではありません。くちばしから、ごく小さな音を出すことはあるのですが。
幸い、火の中からカマドウマが逃げ出してくることは、火勢のおかけでなかったそうで、おそらくは全てが灰になった、と考えられます。
しかし、燃え尽きた納屋の中を検めることもする気は、起きなかったそうです。
彼の耳からはしばらく、その声が消えることはなかったのでした。
~どっとはらい。
あー、書いてて首筋がむずむずしてきたっ。
本当にね……「SIMPLE2000 THE昆虫採集」にカマドウマがいなくてよかった!(w
本当に、この作品はウルトラマンシリーズの集大成として出来すぎですね。こんなことなら、毎週レビューしていればよかったかな。
毎回、新しいウルトラマン世代には、メビウスとGUYSの仲間の友情物語を、そして旧いウルトラマン世代には「そんなネタを?!」と驚く小技を、これだけ違和感なく1つにつづり上げているのは凄いです。
今回で言えば、ウルトラダイナマイトはもちろん、タロウのカラータイマーの音「パープーパープー」と、飛び去り際の「たぁぁぁーーー!!」。シリーズ全体をよくわかっていないと、こういうところはこだわれないよなぁ。
さて、そんな話題くらいしか思いつかない、特に何事もない今週。
ふと、江戸氏のブログを見ていたら「カマドウマ」なんてキーワードがあったので、思い出した怖い話でも一席。
あー、虫嫌いは読まないほうがいいかも(w
江戸氏も言っているように、北海道にはゴキブリは皆無に等しく、貨物集積所近辺にごく少数発生するに過ぎません。
しかしカマドウマは寒さにもめっぽう強く、「北海道のゴキブリ」と称されるほど、嫌われている生物です。
その理由は、まず、その姿にあるでしょう。
羽の退化したフォルム、異常に発達した後ろ脚、常にくゆらされる長大な触覚、薄茶のボディに映える黒い目……昆虫が宇宙からの来訪者である、という説にもうなづける姿です。
そして、その生態。
ベンジョコオロギの名にふさわしく、薄暗く湿った場所を好み、その太く長い脚で跳ね回ることよりも、壁などを
わっし わっし
と歩く姿は、H.R.ギーガーのデザインしたクリーチャーなんか屁でもない恐ろしさです。
さらに、その性質が恐怖を与えます。
現れたカマドウマを、例え半狂乱になりながらスリッパで叩き潰そうとしても、その強固な体表は攻撃を寄せ付けません。
しかし、横から硬いもので叩き潰すと、その身体の大きさからは思いも寄らないほどの大量の水が溢れ出します。もちろん、体液ですけれど。
あー……ここまで書き連ねてきて、ちょっと気分が悪くなってきました。読んでるほうも溜まったものじゃないでしょうけれど(w
でも、これからお話しするのは、さらに恐ろしくもおぞましい話なのです……。これは私の友人の経験談です。
説明した通り、カマドウマは寒さに強く、冬を越すことが出来る、多年生の昆虫です。そして、暗く湿った場所を好み、そうした場所に潜みます。
ある春のこと。
千歳の片田舎にある農家が、今年もそろそろ畑起こしを始めようとしていました。
高校を卒業し、家業を手伝い始めた青年が準備のために、一冬雪に埋まっていた納屋へと足を運びました。
……予想はおつきでしょう。
壁一面が……床が、天井が、ざわざわとうごめいていたのです
何千、何万という、カマドウマの大群で
彼は悲鳴をあげることも出来なかったそうです。
家族会議の結果、トラクターなどの機械類はロープで外に引っ張り出し、大半の農具はそのままに、納屋ごとガソリンをかけて燃やすことになりました。
地元の消防団にも話をつけ、ついに火がかけられました。
パチパチパチ……メラメラメラ……
生乾きの木が急速に乾き、燃えていきます。あっという間に納屋は火に包まれました。
……と
きぃぃぃぃぃぃぃ!!!
きゅぉぉぉぉぉぉぉ!!!
この世のものとは思えない声が、辺りを包みました。納屋の中の農具が燃えている音でしょうか。
違います。
カマドウマの断末魔の声なんです
本来カマドウマは鳴くムシではありません。くちばしから、ごく小さな音を出すことはあるのですが。
幸い、火の中からカマドウマが逃げ出してくることは、火勢のおかけでなかったそうで、おそらくは全てが灰になった、と考えられます。
しかし、燃え尽きた納屋の中を検めることもする気は、起きなかったそうです。
彼の耳からはしばらく、その声が消えることはなかったのでした。
~どっとはらい。
あー、書いてて首筋がむずむずしてきたっ。
本当にね……「SIMPLE2000 THE昆虫採集」にカマドウマがいなくてよかった!(w
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