「セラフィム・フォールズ」
原題:SERAPHIM FALLS
2006年 米 115分
■監督:
デヴィッド・フォン・アンケン
■出演:
リーアム・ニーソン
ピアース・ブロスナン
マイケル・ウィンコット
アンジェリカ・ヒューストン
ザンダー・バークレイ
●あらすじ
南北戦争後を背景に、ただひたすらに逃走を続ける男と彼を執拗なまでに追跡する男の熾烈な攻防と、
次第に明らかとなっていく2人の関係をスリリングに描いた西部劇。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
全然、西部劇に見えない作品だったなあ。
背景とか服装。それに西部劇の街が出てこなかったのもあるかなあ。
勿論、ストーリーとしての西部劇も皆無。
これ普通に現代アクションと言っても通じる内容。
セガール辺りが出てそうな感じでね。
雪山が舞台の西部劇と言うのは、有名所で「殺しが静かにやって来る」とかあるけど
あれはしっかりマカロニしてた印象があるしなあ。
本作の二人の主演俳優の演技は良かったよ。
ピアース・ブロスナンが強すぎなのは笑ったが。
ただ、無駄な描写が多く冗長なのは否めない。
冒頭20分程度の追跡劇は、ほとんど「ランボー」と言えるが、つかみとしては全く問題ない程の面白さ。
しかしそこからが長い!
二人の過去に何があったのかまでが非常に長く、もう30分くらい削っても全然問題ないと思う。
ラストに登場する、水の番人もマダム・ルイーズもいらない。
そうすれば、かなりシンプルになって面白くなったと思うんだけどね。
まあ全然西部劇ではないので、むしろ「ランボー」タイプの作品好きな人向けかも。