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「さいはての用心棒」
原題:PER POCHI DOLLARI ANCORA
1966年 伊/仏/スペイン 96分
■監督:
ジョルジオ・フェローニ
■出演:
ジュリアーノ・ジェンマ
ソフィー・ドゥーミエ
ジャック・セルナス
ホセ・カルヴォ
ダン・ヴァディス
●あらすじ
南北戦争も終りに近づいたアメリカ。
南軍のゲーリー将校は、北軍の捕虜となったが炊事当番兵を殴りつけ営倉に入れられた。
その夜、ゲーリーが、コロラド地方に明るいのに目をつけた隊長は、
南軍の敗北を信じずにコロラド連隊が攻撃しようとしているユマ砦へ重大な伝達書を届ける
ルフェーブル大尉とピット軍曹の道案内をさせた。
翌日ゲーリー一行は出発した。
途中、彼らはリッグス団のユーコらに攻撃され、そのどさくさにピット軍曹は何者かに射殺された。
不審な挙動をみせるルフェーブル大尉を殴り倒し、ゲーリは伝達書を奪って逃げた。
(キネマ旬報映画データベースより)
★感想など
66年くらいだと、やっぱりあるねえ。リンチ・シーンが。
マカロニのリンチ・シーンって、どうにも好きになれない。
本作のリンチは、眼球を閉じることが出来なくしておいて太陽を見せ続けて失明させると言うもの。
確かにしばらくは盲目状態なのだが、突然何の説明もなく目が見えるようになっているのはご愛嬌か。
本作はエキストラの数も多く、街のセットも中々立派だが
とにかく画面に沢山映っているような感じなので、常に画面がごちゃごちゃしている印象が強かった。
映画自体のそんなに面白いわけではないし、ジュリアーノ・ジェンマの作品のなかでは凡作ではなかろうか。