レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ニンジャ・アベンジャーズ

2021年10月27日 01時52分29秒 | 功夫/空手/武侠片

「ニンジャ・アベンジャーズ」
原題:NINJA: SHADOW OF A TEAR
2013年 アメリカ 94分
■監督:
 アイザック・フロレンティーン
■出演:
 スコット・アドキンス
 ケイン・コスギ
 肘井美佳
 菅田俊

●あらすじ
妻子を殺された影の消耗品戦士(ニンジャ)の復讐を描いたアクション。
甲賀流忍者の修行を極めたケイシー・ボウマンは、跡取り娘・武田波子と結婚し平和に過ごしていた。
しかし、身重の波子が惨殺され…。
主演はスコット・アドキンスとケイン・コスギ。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
結構ちゃんと続編していたパート2。
と言っても主人公のスコット・アドキンスのキャラが180度変貌しているが。
前作では日本文化に馴染もうとする真面目で優等生的な外国人キャラ。
だが本作では冒頭で前作から生き延びた妻を殺されたことにより、制御不能の戦闘マシーンと化してしまう。
街でチンピラに絡まれると妻を殺したやつと思い惨殺し、
先輩の道場に身を寄せて落ち着こうとするが、自分を尊敬してくれている道場生に一発顔面にいれられたら
突如キレて半殺しにしようとするし。
それを見かねた先輩のケイン・コスギから「落ち着け。自分を取り戻せ」と諭され、自分を取り戻すための修行として
火渡りの修行をするが、それも途中で逃げ出し屋台で飲んだくれていたらチンピラに絡まされたので、こいつらもぶちのめす。
さらに妻を殺した疑いの強い現地の麻薬王を殺しに潜入するが、全く自分を取り戻していないため
只の殺人マシーンと化したニンジャが大暴れする映画になっている!
これでは前作で自分のことしか考えていないため暴走した悪役の伊原剛志と何も代わらないぞ。
一方本作で登場したケイン・コスギは今回の悪役かと思いきやそうではなく
ケインの父ちゃんと(と言っても絶縁しているショー・コスギではないぞ)
スコット・アドキンスの師匠が、昔仲間同士だったと言う設定で、言わば兄弟子に近い存在。
スコット・アドキンスは単身麻薬王のところに乗り込んでいくが、苦戦した時に後からケインが助けにくるから
タイトルに「アベンジャーズ」が付いているのかなと思いきや
ケインは微塵も助けに来ないし!
とまあ前作よりもキャラクター達がヒドクなっているが、代わりに格闘シーンがかなり多く
しかもどのシーンも割とレベルが高いアクションを見せてくれるため、満足度は非常に高い。
何だかんだ言いながらも、このシリーズ結構オススメ。
正に拾い物と言えるシリーズと主演俳優だったな。

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