「遊星よりの物体X」
原題:THE THING
1951年 アメリカ 87分
■監督:
クリスチャン・ネイビー
■出演:
ケネス・トビー
マーガレット・シェリダン
ロバート・コーンスウェイト
ダグラス・スペンサー
ジェームズ・アーネス
ジェームズ・R・ヤング
●あらすじ
北極に謎の飛行物体が墜落!!
短編小説「影が行く」を巨匠ハワード・ホークスが製作に携わり映画化されて古典SFホラー映画の代表作。
(Amazon Prime Videoより)
★感想など
ジョン・カーペンターのリメイク版が有名だけど、こちらはそのオリジナル版。
監督はクリスチャン・ネイビーとなっているが、実質は制作のハワード・ホークスがほとんど演出したらしい。
あらすじとはほとんど知らなかったんだけど、勝手に本作に出てくるモンスターは有効的なのかと思っていた。
ところが本作に出てくるモンスターは結構攻撃的で、しかも知的ときたもんだ。
モンスターは生物と言うより植物の性質でできているが、姿形は人間と同じ二足歩行だ。
このモンスターが容赦なく人間たちを襲うが、人間たちの方もそれぞれの理由により対立しているのが面白い。
単純に戦って殺そうとする軍人に、研究して生かしておきたい研究者が対立。
そこに自分の会社で報道したい新聞記者の三つ巴ですったもんだする。
古い映画だし、特撮技術や予算もそこまでではないんだろうけど
脚本と演出がしっかりしているので、退屈することなく最後まで一気に進む。
シンプルゆえに純粋に面白い。
そういった作品だが、リメイク版の方は色々と足されているようだし、そちらの方も楽しみ。
何せ監督がジョン・カーペンターだしね。
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