「恐竜時代」
原題:WHEN DINOSAURS RULED THE EARTH
1970年 イギリス 96分
■監督:
ヴァル・ゲスト
■出演:
ヴィクトリア・ヴェトリ
ロビン・ホードン
パトリック・アレン
ドリュー・ヘンリー
●あらすじ
いけにえとして太陽に捧げられていた山の民サンナは、海に落ちたところを現地の住民に拾われる。
だが、彼女の故郷の者たちが襲いかかり、サンナは恐竜の卵の近くまでくる。
彼女は恐竜の親に養子として育てられ、その恐竜の子供たちとも親しんだ。
(Wikipediaより)
★感想など
イギリスのハマープロが、1966年にヒットさせた「恐竜100万年」の姉妹編として作った作品。
「恐竜100万年」と言えばラクエル・ウェルチの皮ビキニと、レイ・ハリーハウゼンのダイナメーションによって
「ジュラシック・パーク」が登場するまで、長らく恐竜映画の王として君臨し続けてきた程の名作である。
その夢よ再びな本作は、特撮もハリーハウゼンからジム・ダンフォースに代わり、
監督も「007/カジノ・ロワイヤル」のヴァル・ゲストと聞くと
スタッフ的には全体的にスケールダウンした感もある。
と言っても本作のジム・ダンフォースによる特撮は評価が高い。
ジム・ダンフォースと言えば「ジャックと悪魔の国」の時もそうだったが、肝心の恐竜モデルの造形は不出来で
モデル・アニメートの仕方もハリーハウゼンと比べれば、どこか暴力的と言うか粗野な感じには映る。
と言ってもアニメートしているモデルが怪獣とかモンスターなのだから、それであっている気もするが。
一方本作の脚本は結構退屈で辛い。
要はどこからか流れてきた金髪美女を中心とした人間ドラマで、このドラマ部分は「恐竜100万年」の時もあんまりだったが
本作は恐竜の出番が減っている事もあり、さらに辛い感じになってしまった。
まあそう考えると原始時代を映画化すると、大体こうなるか。
まあかなり恐竜メイクされたトカゲ特撮も観る事が出来たし、これはこれでヨシとしよう!
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