レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

十二人の怒れる男

2023年04月27日 18時29分21秒 | ドラマ

「十二人の怒れる男」
原題:12 ANGRY MEN
1957年 アメリカ 96分
■監督:
 シドニー・ルメット
■出演:
 ヘンリー・フォンダ
 リー・J・コッブ
 エド・ベグリー
 マーティン・バルサム
 E・G・マーシャル
 ジャック・クラグマン
 ジョン・フィードラー
 ジョージ・ヴォスコヴェック
 ロバート・ウェッバー
 エドワード・ビンズ
 ジョセフ・スウィーニー
 ジャック・ウォーデン

●あらすじ
既に法廷劇の代名詞となって久しい、アメリカ映画史に輝く傑作ドラマ。
元々は高い評価を受けたTV作品で、その脚本・演出コンビによる映画版だが、
そのいかにもTV向きの密室劇を上手くスクリーンに転化させた手腕は見事の一言。
17歳の少年が起こした殺人事件に関する陪審員の討論が始まったが、
誰が見ても有罪と思えたその状況下で、ひとりの陪審員が無罪を主張した事から物語は動き始める……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
この作品、メチャクチャ面白かった!
狭い会議室にこもった12人の名優たちによる密室劇で、基本会話だけで進んでいくのだが
これが想像力を働かせて(と言ってもそこまでではないが)観ていくのだが
有罪か無罪かの結果は12人全員の意見が揃う。つまり12対0にならなくてはいけないルールで
始まりは11体1。
しかし人一人の命を軽く決めていいのか。疑問があったらとことん考えるべきではないのか。
最初は独りの戦いから始まるが、疑問点を次々と洗い出していくうちに形勢は変わっていき。
みたいな感じの話しだが、これを演じている12人がみな素晴らしい演技なので
観ているこちらもどんどん惹き込まれていき、あっと言う間にラストを迎える。
また本作の結末。及びラストシーンがこれまた多くの余韻を引く素晴らしい出来栄えなんだよねえ。
これは是非味わってほしい。
決して今の映画では、こうは作れないだろうなと思わせる格好良い終わり方だ。
さて本作は名作の誉高く、何度もリメイクされているらしい。
1997年には、あのウィリアム・フリードキンによるTVドラマ版。
そして2007年には、あのロシアでリメイクされている。
個人的にはウィリアム・フリードキン版とか気になるね。

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