レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

犬神家の一族

2022年06月14日 13時18分03秒 | ミステリー/犯罪

「犬神家の一族」
1976年 日本 156分
■監督:
 市川崑
■出演:
 石坂浩二
 高峰三枝子
 三条美紀
 草笛光子
 あおい輝彦
 地井武男
 島田陽子
 坂口良子
 加藤武
 大滝秀治
 寺田稔
 横溝正史
 角川春樹
 岸田今日子
 三国連太郎

●あらすじ
角川書店が映画製作に乗り出した“角川映画”の第1回作品。
旧家の名士犬神佐兵衛の遺言状が公開されるが、
莫大な遺産の相続者は佐兵衛の恩師の孫娘である野々宮珠世と結婚した者と記されていた。
佐兵衛の孫にあたる3人の男はそれぞれ珠世を我が物にしようと企むのだが、
やがてそれは連続殺人事件へと発展していく……。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
久しぶりに観ると、色々と懐かしいねえ。
テーマ曲も聞き覚えがあると思ったし、何より市川崑の金田一シリーズと言えば、あのOPのデカイ文字。
庵野秀明のを見ると、いつもこれをパクっているなあと感じる。
制作年度が70年代なのもあるが、舞台となっている街や山の風景が素晴らしいよねえ。
古い邦画を観る楽しみの一つに、昔の日本の街並みを見ることが出来るのがあるが、本作もそこは問題なし。
さて本作制作に辺って、角川春樹のインタビューが面白い。
純愛ブームを仕掛けて大成功した角川春樹は、次にホラーブームが来ると予想したらしい(昭和40年代初頭のこと)
だが今の日本人にいきなりホラーは無理だから、その前にまずホラーミステリーブームを仕掛けようと考える。
そうなると仕掛ける作者は江戸川乱歩と横溝正史しか居ないが、江戸川乱歩は講談社に押さえられている。
なら横溝正史しか居ないと思ったが、その時横溝正史はすでに亡くなっていると思っていたらしい。
遺族に横溝正史の小説を出版していいですかと尋ねたつもりが、まさかのご本人と対面!
だけどちゃんと売れる仕掛けを作って、空前の横溝正史ブームを作ったんだから流石と言える。
私も小学生の時分には毎日のように図書館に行って横溝正史の小説を借りて読んでましたねえ。
今でも沢山所有してるから、いつかまた読むことにしよう。

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