「アイザック 繋がれし少年」
原題:KID VENGEANCE
1977年 アメリカ/イスラエル 90分
■監督:
ジョセフ・マンデューク
■出演:
リー・ヴァン・クリーフ
レイフ・ギャレット
ジム・ブラウン
●あらすじ
黒人ガンマンと家族を殺された少年が復讐を繰り広げる西部劇。
流れ者のマクレイン一味に母をレイプされ、父も惨殺された少年・トムは、
ある時差別を受けていた黒人・アイザックと出会う。
ふたりの出会いはやがて壮絶な復讐劇へと発展していき…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
なんか、あんまり面白くなかったな。
制作がメナヘム・ゴーランなのはちょっとビックリだけど。
まず原題と邦題が違い過ぎるでしょ。
リー・ヴァン・クリーフは大好きな役者だから観始めたが、なんと久々の悪役だった。
だが顔が見慣れたいつもの感じと違っていたので、しばらく気付かなかった。
これが新たな境地と言うより結構別人で、しかも役の方も別にリー・ヴァン・クリーフらしさはゼロ。
これならいっそ別の役者の方が良かったな。
ストーリーもかなりゆっくりで、普通の映画なら30分。
スティーブ・マックイーンのTVドラマである「拳銃無宿」なら10分で終わる内容をだらだらとやるので、
正直観ていてかったるい。
だが原題にもなっている少年の復讐劇は中々面白い。
悪党どもにそーっと近寄って、一人一人サバイバル殺法で始末していく様は、中々斬新でかつ面白い。
寝て休んでいる悪党のブーツにサソリを入れておく。馬だけ悪党たちに近づけ、馬に取り付けている革袋の中には毒蛇を。
崖の中に誘導して、上から岩を落として倒すなど、中々のスナイパーぶりをみせてくれる。
途中で通りすがりの黒人アイザックと合流してからはおかしくなるが。
まあロケ地がイスラエルだとしたら、いつもとは違う風景がちょっと新鮮だけどそれくらいかなあ。
今んとこ1970年代に作られてマカロニで面白いのに出会えないなあ。
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