「ライジング・スターの伝説」
原題:WHITE APACHE
1986年 西ドイツ/イタリア/スペイン 95分
■監督:
ヴィンセント・ドーン
■出演:
ローラ・フォルネル
セバスチャン・ハリソン
アルベルト・ファーレイ
チャーリー・ブラヴォー
●あらすじ
『ラッツ』のヴィンセント・ドーン監督が手掛けたマカロニウエスタン。
山賊に襲われた身重の白人女性が、先住民のアパッチ族に助けられ、集落で出産した。
生まれた男の子は「シャイニング・スカイ」と名付けられ、首長の子として育てられるのだが…。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
比較的新しい時代に作られた西部劇。
出演者にローラ・フォルネルの名前を見付けたので、珍しいなあと思って鑑賞。
彼女はジャッキー・チェン主演の「スパルタンX」でシルヴィア役を演じていた女優さん。
「スパルタンX」のシルヴィアと言うと、ファミコン版で24週目(Xが24番目の数字なんだっけ?)クリア時に
いきなりジャンプキックでトーマスを倒してしまい、「うわあああ、シルヴィアが襲ってきたあ!」と言う
「ファミコンロッキー」の超有名シーンが思い出されるが、その元となった役を演じたいた人である。
あの当時の香港映画には決して登場しないスーパー美人で、娼婦お役どころなのもあわせて刺激的なシーンを連発し
劇中のジャッキー、ユンピョウのみならず、観客である我々をもどぎまぎさせたものだ。
そんな超絶美女だったローラ・フォルネルの主演作であるかのようなタイトルだが、実は違う。
主役は彼女と恋仲になる、アパッチに育てられた白人の青年だ。
赤ちゃんの頃からアパッチに育てられた白人の子が、アパッチから追い出され、さらに白人社会でも迫害され
執拗に主人公をイジメぬく悪党の嫌がらせに耐えながら、最後は爆発すると言う「ドラゴン怒りの鉄拳」パターンだが
娯楽性が弱い感じがあり、全体的に長く感じてしまう。
ただラスト・シーンは中々衝撃的ではあるが、そこまで頑張って観てとは、ちょっと言えないかな。
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