「ヘルレイザー4」
原題:HELLRAISER: BLOODLINE
1996年 アメリカ 85分
■監督:
アラン・スミシー
■出演:
ブルース・ラムゼイ
ヴァレンティナ・ヴァルガス
ダグ・ブラッドレイ
キム・マイヤーズ
●あらすじ
宇宙ステーションを乗っ取り身柄を拘束された設計者は、先祖から続く地獄の使者との戦いを語りだした。
地獄の扉を開けるためとは知らずにパズル・ボックスを作ってしまった、中世の玩具職人。
地獄の扉を永遠に開放するためにパズル・ボックスの完成を強要される、現代の建築デザイナー。
そして未来、地獄の使者との戦いに終止符を打つため彼らを呼び出した設計者は、
代々研究が受け継がれてきた魔を封印する箱を完成させて戦いに臨む。
過去、現在、未来と三つの時代にまたがり展開される、「ヘルレイザー」シリーズの4作目。
(TSUTAYA DISCASより)
★感想など
映画を観る前にあらすじを見ると、なんだか支離滅裂な脚本な気がするが、
実際はそんなにごちゃごちゃしていない。
となると監督の力量かと考えるが、何とアラン・スミシー名義。一体何があったのか。
ちなみに実際に監督したのはケヴィン・イエーガーで、
「エルム街の悪夢」などで特殊メイクを担当していた有名な人。
本作の出来栄えはそんなに悪くなかったけどなあ。
でもこれって前作のパート3がヒドかったからそう感じるのかなあ?
まず冒頭から宇宙が舞台なのは「ジェイソンX」を想起させる。
そこであのパズルボックスを開けるのが人間ではなくてロボットだと言うアイデアも面白い。
だが舞台はすぐに中世の過去まで飛び、そこでパズルボックス誕生秘話と
パズルボックスと魔導士との関係が明かされる。
そしてそれを引きづって現代になるのだが、この現代パートが一番つまらなかった。
だが現代パートでビルの柱からパズルボックスが登場するくだりは、前作であるパート3のラストと繋がっているのかな?
そんなこんなでラストは未来の宇宙に戻り、
超B級映画的ラストを迎える!
これでこのシリーズは完結させようとしたらしいが、だからと言ってこれ? って気もするけど、まあこれはこれでなのかも。
さて次作からは原作のクライヴ・バーカーはスタッフから降り、独立したシリーズとして駄作に向かって暴走をはじめるらしい。
そういうのもB級ホラー映画シリーズの宿命な気がするが、こうなったら最後までトコトン付き合いますよ!
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