レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

激殺! 邪道拳

2025年02月07日 23時20分21秒 | 功夫/空手/武侠片

「激殺! 邪道拳」
1977年 日本/香港/タイ 94分
■監督:
 野田幸男
■出演:
 千葉真一
 志穂美悦子
 春田三三夫
 山下タダシ
 鹿村泰祥
 楊斯(ヤン・スエ)

●あらすじ
空手道場の師を殺した同僚サムソンと対決し瀕死の重傷を負った主人公が、
不思議なタイ娘の神秘的な笛の音と奇妙な電気メカ治療で奇跡的に体力を回復する。
主人公が再び復讐を誓ったとき、この電気マシーンが
筋肉と反射神経を刺激して彼を異常な肉体に作り上げた。
狂気と化した腕や脚で、麻薬シンジケートのボスにおさまったサムソンと
その一味に超人的な闘技を仕掛けて対決していく…。
(一般社団法人日本映画製作者連盟より)

★感想など
楊斯(ヤン・スエ)が原案と言っているけど、本当かなあ?
まあそれはさておき、キャスト陣の豪華さは物凄いものがある。
千葉真一に志穂美悦子、さらに山下タダシと鹿村泰祥とくれば、
当時の東映カラテ映画の主力メンバーがほぼ揃っていると言っても過言ではない。
そこに香港の楊斯も加わるのだから、正に東映カラテ・オールスター映画。
まあ本当はここに倉田さんがいれば完璧と言えるのだが。
だがそんな観る前の大きな期待感は、無残にも打ち砕かれた。
まずストーリーが面白くない。
続いて千葉真一のキャラクターが終始ブスっとしていて、全く魅力がない。
そしてアクション面が全くイケてない。
これはかなり大きく致命的な事だ。
当時のJACと香港映画が合体したら、一体どれ程のアクションが見られるのかと思ってしまうが
本作はその真逆で、かなり平凡で期待外れだし、何より千葉真一の動きが全然シャープじゃない。
これは一体どうしたものなのだろうか。
さらに期待していた、千葉真一VS楊斯の戦いも、二人は一度も手を合わせないまま映画は終了してしうのだ。
なんでだよ!
思えば楊斯って「燃えよドラゴン」でもブルース・リーとは結局戦わなかったし、
いつもそうやってこちらの期待をスカしてくれるよな。
後に「大福星」に出演した時も、結局BIG3の誰とも戦いはしなかったしな。
まあ何故かDVD化されていない本作だが、この内容だからスルーされたのかな?

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