レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

肉の蝋人形(1953)

2022年06月21日 12時26分15秒 | ホラー

「肉の蝋人形(1953)」
原題:HOUSE OF WAX
1953年 アメリカ 85分
■監督:
 アンドレ・ド・トス
■出演:
 ヴィンセント・プライス
 フィリス・カーク
 チャールズ・ブチンスキー

●あらすじ
歴史に名を残す人物の姿をした蝋人形たちが、静かにたたずむ博物館。
金儲けしか頭にない強欲な経営者は、保険金目当てに自らの館に火を放つ。
我が子同然の蝋人形たちを救おうと、
燃え上がる館に飛び込んだ蝋人形師は、業火に焼かれて死んだかに見えたが…。
(Amazonより)

★感想など
こちらは20年後のリメイク作。
50年代B級映画の帝王ヴィンセント・プライスが主演な上に、
共演はチャールズ・ブチンスキー(チャールズ・ブロンソンの前の名前)
話の方は驚くくらい1933年版とそっくり同じで、舞台セットもまんま再現されているかのように似ている。
ただオリジナルに比べて細かいところに台詞で解説を入れるなど、オリジナルでは不明だったところを
さりげなく分かりやすくしている作りはありがたい。
おまけにヴィンセント・プライス演じる蝋人形師が素晴らしい演技で、これは完全にオリジナルを超えている。
脚本からもあのうざい女新聞記者が居なくなっているので、話としても大変観やすくなっている。
オリジナルより面白く、内容もほとんど変わらないんだから、こちらだけ観れば全然OKではないだろうか。
最初の炎に包まれるシーンも物凄い迫力で、本物の炎の近くで演技しているヴィンセント・プライスを見ると
当時の映画作りは狂気やなと思える程でした。

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