レレレへの道

日々鑑賞した映画の中で、レレレに書かない映画の感想です

ジグソウ ソウ・レガシー

2021年09月15日 14時05分51秒 | ホラー

「ジグソウ ソウ・レガシー」
原題:JIGSAW
2017年 アメリカ 92分
■監督:
 マイケル・スピエリッグ
 ピーター・スピエリッグ
■出演:
 マット・パスモア
 ローラ・ヴァンダーヴォート
 カラム・キース・レニー
 クレ・ベネット
 ハンナ・エミリー・アンダーソン
 マンデラ・ヴァン・ピーブルズ

●あらすじ
これまでに7作がつくられ、2010年の「ソウ ザ・ファイナル 3D」で一旦幕を閉じた大ヒット・ホラー「ソウ」シリーズが
7年の沈黙を破りついに復活。
監督に「デイブレイカー」「プリデスティネーション」のマイケル&ピーター・スピエリッグ兄弟を迎え、
新たな死のゲームが幕を開ける。
街中の公園で死体が見つかり、その状況から伝説の連続猟奇殺人犯“ジグソウ”が想起される。
しかしジグソウことジョン・クレイマーは10年前に死んだはず。
模倣犯か彼の後継者の仕業と睨み捜査を開始する刑事のハロランとキースだったが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
パート4~7よりかは全然面白いかな。
全体の雰囲気や脚本が1や2の初期作に似ているからかも知れない。
序盤で死体に埋め込まれていたSDカードに録音されている声が“ジグソウ”と同じだって言ってるけど
これシリーズのいつもの声と違くない?
全然同じに聞こえなかったぞ。
ただそれを除いても、全体的には良く出来た作品かな。
ラストのどんでん返しも、シリーズに慣れた人なら驚かないが、そうでない人には斬新だろうし。
殺しのグロさも過去作ほどではないので、間口は広いかも。
まあシリーズのファン以外は興味ないだろうが(笑)
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刑事物語3 潮騒の詩

2021年09月14日 00時10分50秒 | 功夫/空手/武侠片

「刑事物語3 潮騒の詩」
1984年 日本 105分
■監督:
 杉村六郎
■出演:
 武田鉄矢
 星由里子
 沢口靖子
 佐藤佑介
 ハナ肇

●あらすじ
長崎県、五島列島の五島中央署。
問題児の片山は刑事とは名ばかりの雑用係を命じられていた。
そんなある日、彼は警視庁の刑事たちから、逃亡犯の仁科が故郷のこの島に現われるかもしれないと聞く。
仁科の母親が経営するバーに潜入した彼は、やがて仁科の妻子が民宿を営んでいるという情報を得て、宿を張り込む。
だがその矢先、彼は海に落ちた子どもを助けようとする中で気絶し、宿に担ぎ込まれてそのまま住み込みで働くはめに……。
(WOWOWオンラインより)

★感想など
前作が超ハードな内容だったのに対して、一転本作はコメディ調に変わっていた。
このギャップたるや相当たるもので、ほとんど付いていけないくらいのレベルである。
前作ではニコリともしなかった片山刑事が、本作ではちょっとドジでお人好しなキャラクターになっており
前作がブルース・リーなら、本作はデブゴン・シリーズの時のサモ・ハンって感じである。
敵も「北斗の拳」のケンシロウみたいな服装でボーガンを構え、ホッケーマスクを被った長身の殺し屋と言う
ほとんどギャグとしか思えないヤツが出てきたりと、目茶苦茶さもグレードアップしている。
だが各キャラクターと脚本が噛み合っていないような印象を受けた。
いつもどこかチグハグな感じがして、ぎくしゃくしたまま最後まで行くような感じ。
ただこの変な気持ち悪さも沢口靖子が登場してくると雰囲気が一変する。
思いっきり笑い、はしゃぎ、泣き、悩む彼女の姿はピュアなフレッシュさに溢れかえり
正に若き新人と言う感じで最高にすがすがしい。
流石「東宝シンデレラ」!
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ピエロがお前を嘲笑う

2021年09月11日 00時12分10秒 | ミステリー/犯罪

「ピエロがお前を嘲笑う」
原題:WHO AM I - KEIN SYSTEM IST SICHER
2014年 ドイツ 106分
■監督:
 バラン・ボー・オダー
■出演:
 トム・シリング
 エリアス・ムバレク
 ヴォータン・ヴィルケ・メーリング
 アントニオ・モノー・Jr
 ハンナー・ヘルツシュプルンク

●あらすじ
突然警察に出頭した天才ハッカー青年を主人公に、彼の語る事件の顛末と、
その自白に翻弄される捜査の行方を、予測不能のストーリー展開で描き出すドイツ製クライム・サスペンス。
主演は「コーヒーをめぐる冒険」のトム・シリング。
監督は、これが長編2作目の新鋭バラン・ボー・オダー。
ある日、殺人事件への関与を疑われ国際指名手配されていた天才ハッカー、ベンヤミンが自ら警察に出頭してきた。
その自白によれば、きっかけは、想いを寄せる女性マリのために試験問題を入手しようとしたことだった。
その後、野心家のマックスと出会い、2人を中心にハッカー集団“CLAY(クレイ)”が結成される。
遊び半分に手当たり次第にハッキングを繰り返し、
世間の注目が高まっていくことでいつしか有頂天になっていくベンヤミンだったが…。
(TSUTAYA DISCASより)

★感想など
意外と面白かった。これが素直な感想かも知れない。
と言うのも観る前の期待値はかなり高かった。実際観始めたら、最初の1時間くらいは凄く面白かった。
ただ噂のどんでん返しの辺りが、ちょっとこちらの期待を超えなかったかなって感じ。
何と言うかこのどんでんは前にも観たなって思っちゃったんだよね。
カイザーのやつとか、デヴィッド・フィンチャーのやつとか。。。
でもクライム・サスペンスの秀作ではあると思う。結構荒削りな原石の輝きではあると思うが。
予告編ではハリウッドがリメイク権を争奪していると言う「SAW」の時と同じような煽り文句が謳われていたが
きっとハリウッドでリメイクされると大雑把な映画になってしまうんだろうな。
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スーパーティーチャー 熱血格闘

2021年09月09日 15時02分46秒 | ドラマ

「スーパーティーチャー 熱血格闘」
原題:大師兄/BIG BROTHER
2018年 中国/香港 101分
■監督:
 闞家偉(カム・カーワイ)
■出演:
 甄子丹(ドニー・イェン)
 陳喬恩(ジョー・チェン)
 喻亢(ユー・カン)
 駱明劼(ジャック・ロク)

●あらすじ
『イップ・マン』シリーズや、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
『トリプルX:再起動』といったハリウッド作品にも出演するなど、
世界的アクションスターとして活躍するドニー・イェンが、なんとキャリア初の教師を演じた!
香港で成績最下位の学校を舞台に、元アメリカ海兵隊出身の男が教師となって、問題児たちの心を掴んでいく、
アクション満載且つ感動のヒューマンドラマが遂に日本上陸!
主演と本作品の製作をドニー・イェン自らが手がけ、
生徒たちを守るために、総合格闘家や地上げ屋の連中ともバトルを繰り広げるなど、
体で見せていく教師を演じている。
また、教育、人種差別、住居問題等、香港においての色々な問題も描かれ、
それに対して主人公の教師が解決していく姿が感動を呼ぶ、珠玉のドラマにもなっている。
(「スーパーティーチャー 熱血格闘」公式より)

★感想など
大変、良い映画だったね!
まあ内容的には一言で言えばドニー・イェン版金八先生なんだが、脚本が優しさに溢れていて幸せな気持ちになる。
話の方も型破りな教師の赴任。問題児の生徒たちの家庭の問題と問題の解決。
そして学園全体と教師の存続危機と起承転結がしっかりしているので集中しやすく、あっという間に最後まで観れてしまう。
ドニー・イェンの先生もそうだが、問題児となる生徒たちや同僚の先生たちもみなステキなキャラクターなのも良い。
一方アクションの方も派手でいつもの香港映画的なアクションとはちょっと違う。
ドニーの動きも功夫と総合格闘技の動きを混ぜたいつもの動きではなく、勝つためなら何でもする喧嘩みたいな動きは新鮮だった。
これは一重に動作導演の谷垣健治の力だろう。
最早ドニー・イェンの盟友と言える程の関係になっている谷垣健治の動作設計は、新鮮な気持ちになれる。
そして地味に痛いアクションやるよね。あれは痛いと思うぜ。
まあアクション以外にも登場人物がみんな幸せになる終わり方も最高にステキで、
爽やかな気持ちでエンドロールを迎えられる、観ていて幸せになれる映画だ。
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バイオレンス・ポリス 九龍の獅子

2021年09月07日 22時12分00秒 | ミステリー/犯罪

「バイオレンス・ポリス 九龍の獅子」
原題:省港旗兵續集兵分兩路/LONG ARM OF THE LAW II
1987年 香港 90分
■監督:
 麥當傑(マイケル・マック)
■出演:
 萬梓良(アレックス・マン)
 王小鳳(ポーリン・ウォン)
 徐錦江(チョイ・ガムコン)
 林國斌(ベン・ラム)
 袁日初(サイモン・ユエン・ジュニア)
 成奎安(シン・フィオン)

●あらすじ
「クーロンズ・ソルジャー」のジョニー・マック監督が製作を担当、弟のマイケル・マックが監督を務めた“省港旗兵シリーズ”第2作! 
潜入捜査官の悲哀と、彼らを利用する警察の非情さを、派手なアクション・シーンとともに描いた傑作バイオレンス。
(紀伊国屋書店より)

★感想など
前作の「省港旗兵・九龍の獅子/クーロンズ・ソルジャー」が超トガっていたがゆえの名作だとしたら
本作は前作に「男たちの挽歌」を足して少し映画寄りにしたかのような印象。
それゆえに映画としては本作の方が圧倒的に面白い。
萬梓良(アレックス・マン)も最初はいつものこずるいチンピラ風で嫌なやつなのに
中盤から良いヤツに変貌し、すっかり仲間になってしまっているのが良い感じだった。
でもそのせいで死ぬけど(笑)
大陸から香港に密入国した男たちの物語と言う、前作からのテーマは失っていないが
前作に比べてそこを前面に押し出すのではなく、そのテーマをベースにしつつ
男たちの友情とか、男女の関係とか、潜入捜査時の正義への葛藤とか色々なテーマが盛り込まれて
エンターテイメントとして消化されているのは立派。
監督の麥當傑(マイケル・マック)は、前作の監督である麥當雄(ジョニー・マック)の弟だが
弟の方が映画監督としては優れているかも?
等と書くと「兄より優れた弟なぞ存在しねえ!」が持論の
ジャギ様に怒られちゃうかな!
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