★ まさにこのブログの標題通りの出来事なのである。
『ずっと昔、カワサキのレースチームにいたメカニックの方』が
わざわざ『私に会いたいと』三木まで訪ねて来てくれたのである。
『和田斎さん』 ちょっと名前の売れたカワサキのレースメカニックの方で、
勿論名前も知っているのだが、『直接二人で話などしたことのない方』なのである。
実は、KAWASAKI Z1 FAN CLUB の登山道夫さんと、先日垂水にある『和田さんの弟さん』がおられるバイクショップに立ち寄って、その際記念スナップを撮ったりしたのだが、
どうも事の始まりは、弟さんから『登山さんと私の写真』を見せて貰って、突然登山さんにこんな連絡をされたようである。
登山さんのところに『メール』が入っていて、
そこには『KMJ時代に古谷専務に良くしてもらったのに、何のご挨拶もせずに川重に戻り・・・』などとあって、
登山さんから私に『和田さんが会いたいと言われてますが・・』ということで、
昨日お会いすることになったのである。
★こんなかっこいいポルシェに乗ってやってきた。
突然なぜ『来られたのか』と聞いてみると、
『KMJのTeam Green 入り』を希望された和田さんを『私が面倒見て実現した』
と仰るのだが、全く記憶にないのである。
当時和田さんの直接の上司だったTeam Green の重本修次郎さんあたりがそうしたのだと思う。
Team Green のことは120%重本君に任していたので、多分彼の裁量でそうなったのだろう。
延々3時間半も、途切れることなく、昔話に夢中になった。
ホントに彼と直接話をしたのは、昨日が初めてなのである。
そんな方が、わざわざ三木まで訪ねて頂けるということは、なかなか世の中にはないことなので、私にとってはこの上ない喜びでもある。
昨日の話の中で出た方々の名前を順不同に申し上げると、こんな方たちで、
レース界では、みんな結構な有名人で、なかなかレベルの高い『レースの話』になったのである。
野口種晴・片山義美・小島松久・三橋実・藤井敏雄・デグナー・シモンズ・谷口尚巳・安良岡健・ガリーニクソン・金谷秀夫・山本隆・歳森康師・星野一義・加藤文博・従野孝・宗和孝宏・北川圭一・塚本昭一・多田喜代一・飯原武志・梁明さん
このライダーたちの名前を見て『解る』方は相当の『レース通』だと言っていい。
カワサキ関係者も、ここに名前の出た方は、川重の社長や副社長などが並んでいるのだが、みんな若い頃はレース部門の担当経験があって、『レース』に対しての理解が深かったので、和田さんとの会話の中でも、名前がいっぱい出てきたのである。
山田煕明・苧野豊秋・髙橋鐵郎・大槻幸雄・安藤佶郎・松尾勇・田崎雅元・岩崎茂樹・重本修次郎・野村純一・石川薫・大津信・大庭浩さんなど
★ 私自身もカワサキの『レース関係』には若い頃から長く関係したし、当時の日本の二輪のレース界の方々ともいろんな形で繋がっていたのだが、こんな『レースの世界』は、ちょっと以上に独特な世界だし、その中にいないと理解できないことも多いのだが、そんな独特の世界の話について行けるのは『私の特技』みたいなものである。
『和田斎さん』も、そんな独特の世界に生きられた方だから、3時間半も懐かしい話が途切れることなく続いたのである。
先日、同じくここに来られた『カワサキの安井隆志さん』とも、よく存じ上げてはいたのだが、二人で直接話をしたのは、初めてだった。
会社の中では『職位』などが邪魔をして、なかなか現実に直接話をする機会を持てないのだが、退職後10年以上も経って、わざわざ『話をする』ために三木の田舎まで足を運んで頂けるのは、ホントにありがたいことだと思う。
★ 独特の『レース界』の中にいた人たちでの『レース話』はまた独特で、初めて『二人で話した和田斎さん』とも延々3時間半、昼飯も食わずに続いたのだが、
勿論、カワサキのレース話には欠かせない方『平井稔男さん』の話も出て、
家に戻って、平井さんの旧いブログを見ていたら、
多田喜代一・塚本昭一・宗和孝宏の日本人トリオが、
1989年のフランス、ル・マン24時間耐久に参戦し、見事3位入賞を果たしたのだが、そのメカニックメンバーの中に中に『和田斎』さんの名前もあった。
Team Kawasaki
総監督 武本晃
総監督 武本晃
監 督 野田忠世
ライダー 宗和孝宏 多田喜代一 塚本昭一 前田忠士
メカニック 渡辺芳男 釈迦堂利郎 前田和広 藤本延彦 中村浩三
メカニック 渡辺芳男 釈迦堂利郎 前田和広 藤本延彦 中村浩三
戎 俊 和田斎 渡辺嘉雄 田村嘉隆
総勢15名のつわもの達である。
総勢15名のつわもの達である。
★私の家はすぐ近くなので歩いてきたのだが、
帰りは、和田斎さんの ポルシェに乗せて貰って、
家のすぐ近くまで送って貰ったのである。
和田斎さん、 昨日行った綾部に古民家をお持ちのようなので、
ひょっとしたら来年4月の『綾部プロジェクト』でも、何か繋がるかも知れない。
兎に角、なかなか楽しい3時間半だったのである。