★この歳になって感じることは、
いろんなことを殆ど知っていないなと言うことである。
昨今は検索と言う便利なものがあって、
何でも調べてみようと思うと直ぐ解るのがいい。
このところテレビで夏の風鈴が出てきたので、
風鈴について調べてみた。
先ず思ったのは、「風鈴は日本独特の文化かな」と言うことだったのだが、
やはり中国が先で唐の時代に
占風鐸(せんふうたく)という占いの道具として使われていたという。
奈良時代に遣唐使により仏教文化とともに風鐸(ふうたく)が伝わり、
主にお寺で魔除けとして使用されていたという。
江戸時代に西洋からガラスの文化が伝わり、ガラス製の風鈴が生まれたとか。
ただし、当時ガラス製の風鈴はとても高価だったため庶民には広がらなかったという。
現代ではガラス製品の価格が下がり、庶民の間でも流行し、本来の魔除けではなく、風情を楽しむ娯楽として普及しているようである。
★風鈴は大きく分けて3つのパーツで成り立っていて、風鈴の本体である「外見(そとみ)」
外見(そとみ)から吊り下がっているのが「舌(ぜつ)」。
その外見(そとみ)と舌(ぜつ)の素材の組み合わせやそれぞれの形などによって、ひとつひとつ違う音を発するのだとか。
舌(ぜつ)の先に吊り下げられているのが「短冊(たんざく)」で、
短冊が風を受けることによって、舌(ぜつ)が揺れて外見(そとみ)にぶつかり音が出るという。
★読んでみると当たり前のことだが、風鈴として各地でいろんな形で生れているようである。
夏に風に揺れてなる風鈴はまさに日本独特の文化だが、
風で音を鳴らすというのは形は違うが、世界にもアメリカにもあるようだ。
日本でも各地独特の風鈴があって、
南部鉄で造られた岩手の風鈴は有名である。
兵庫県でも佐用町の光明寺の風鈴まつりが、
7月から9月10日まで行われているようである。
こんな風に、いろいろ調べてブログにすることで
自分自身の新しい知識として身に付いていくのかなと思っている。