★ 神戸ベンチャー研究会8月例会 は、「魅力ある伝統を生かすことにチャレンジ」 をテーマに
『NPO法人・二輪文化を伝える会』の理事長の松島裕さんが発表者の一人だったので、
KAWASAKI Z1 FANNCLUBの登山さんたちと参加してきた。
1時間半にわたる松島裕さんの話は、なかなか奥行きの深い日本の二輪文化に関する話であった。
松島裕さんは1900年後半に鈴鹿8耐を走った二輪ライダーなのだが、
松島さんとはNPO The Good Times のホームページ制作でお世話になって以来のお付き合いで、
その間ずっと続けてきた『二輪文化を伝える会』を今回、NPO法人化することに挑戦、
めでたくNPO 法人・二輪文化を伝える会がこの8月に誕生し、その理事長を務められているのだが、
来年4月には10年ほど前に私が立ち上げた
NPO 法人・The Good Times の理事長も引き受けてくれることになっている。
そんなこともあって話の中には
NPO The Good Times との出会いや
当時の私のことなども語られたのだが、
話しの中心は『二輪文化とは』という
昨今は二輪メーカーもあまり語らない
高次元な話だったのである。
そのスローガンは
バイクに乗らなくても『バイクが好き』という人を増やしたい。
と言うもので、なかなかいいスローガンだと共感したのである。
物事、スローガンとかコンセプトは、
本来非常に大事なものなのだが、
単にスローガンだけで終わったしまうことも多いのだが、
松島さんの場合は
『二輪文化を伝える会』を立ち上げて以来10年、
ひたすら二輪の歴史を追い続けてその蓄えられた知識の実績は、
メーカー以上と言ってもいい。
ごく最近もこんな会合を開催されているし、
日本の二輪文化の創造に貢献した人物名も列記されていて、
ライダーたちが殆どなのだが、
本田宗一郎・藤澤武夫・酒井文人などと並んで私の名前なども載っていて、
恐縮しているのだが、
私自身は現役時代から二輪文化の創造には結構なウエイトをもって臨んでいたことも事実ではある。
★ そんな高次元の話をされた松島裕さんだが、
今後ますますの活躍を期待したいものである。
私が歳をとり過ぎているのだが
神戸ベンチャー会の窪田代表も松島理事長もお歳を聞けば、
私の子どもたちと同年代なのである。
自分のこどもたちはいつまで経っても『子供』だが、
よそのお子さんは立派に育つものである。
兎に角、松島さんはいろんな歴史を調べ上げて
その知識の豊富さに驚かされるのだが、
話の中にはこんな『寄り道』もあって
夏の全国大会の会場は
第1回・第2回が豊中球場
第3回から第9回までは鳴尾球場
第10回からが甲子園球場なのだが、
戦後再開された1946年は、甲子園球場はまだ進駐軍に接収されていて、
西宮球場で開催されたのだが、
この大会は平古場を有した浪商が優勝したのである。
1946年は私は中学1年生だったが、平古場も浪商もよく覚えている。
そんな記録を正確にご存じなのは驚きなのである。
★ご縁があって、
神戸ベンチャー会と二輪文化を伝える会さらには
NPO The Good Timesも繋がったので、
NPO The Good Timesの基本コンセプト
『異種・異質・異地域をみんな繋いでいい時を過ごそう』
の通りの活動になって欲しいと思っている。
昨日は間違いなく『いい時』が過ごせた1日だった。