★明石の長寿院にお墓参りに行ったのだが、まだ7時ごろで気温もそんなに高くなかったので、久しぶりにお殿様のお墓を見てきた。
長寿院は旧明石城主歴代菩提寺なのである。
長寿院は明石の天文科学館の直ぐ南にあって、
一般のお墓は右のほうにあるのだが、
お殿様のお墓は、この写真の左上の一画なのである。
いまは明石市の教育委員会の「指定文化財」になっているようだ。
この一画がそうで、
こんな門から入って行く。
これがお殿様のお墓で、やはり一般人と違って立派である。
こんなお墓だが、その院号がとてつもなく長い。
普通立派とされる「居士号」でも9文字だが、
その字数が何文字あるのか、写真に入らないほど長いので、
何文字あるのか解らなかった。
この一画にはお殿様以外の多分奥方などの墓もあるのだが、
それはそんなに大きくなくて、普通のお墓なのである。
★ずっと昔、私がまだ小学生の頃だが、
伯父はこの長寿院の檀家総代をしていて、
お殿様の子孫の方が、お墓参りに来られた時は、
伯父宅にお泊りになったりしたのである。
その頃はまだ、昔のままのお殿様と家臣の関係があったように思う。
そんな伯父の態度を見て
私は「お殿様は偉いんだ」と思ったりしたのを想い出す。
現在は松平のお殿様のご子孫は多分東京におられるのだと思うが、
お盆に明石までお墓参りに来られるようなことはないと思う。
やはり戦前はまだそんな時代だったのである。