★ 今年のプロ野球も、阪神の18年ぶりの優勝と
オリックスの3連勝で終わろうとしている。
両球団とも戦後の1リーグ時代からの名門チームで
まだ西宮球場のあった時代だがよ観に行ったものである。
当時の阪神のダイナマイト打線も懐かしい。
然し、今のプロ野球のレベルは素晴らしい進歩で、
昔の野球とは全く変わったものになっていると言っていい。
まさに『野球今昔』同じ野球だが、そのレベルは全く別次元だと思う。
野球の神様と言われた『川上哲治』だが、
果たして今のピッチャーのボールを上手く打てるだろうか?
昔のピッチャーの投げるボールは
『直球・カーブ・シュート』の3種類ぐらいだったから、
バッテングもそんなにムツカシクなかったのだと思う。
私も学生時代野球をやっていて、高校時代は甲子園にも出たので、
そこそこのレベルだったのだとは思うが、
『三振をした記憶』がなかなか思い出せないのである。
私に限らずピッチャーの投げるボールの種類が少ないので、
ボールを前に打つことぐらいは出来たのだと思う。
打力のない選手を『三振バッター』と呼んでいて、一般に三振は少なかったのではなかろうか。
ところが現在のピッチャーは何種類ものボールを投げるし、
フォークなどは突然落ちるのだと思う。
昔はワンバンドするボールを空振りするなど考えられなかったことだし、私の経験でも皆無なのだが、
いまはプロの好打者でも、結構『三振』は多いし、
『三振バッター』などと言う表現などなくなってしまった。
★ 私の高校時代は巨人は春のキャンプを明石球場でやってたので、
よく観に行ってたのだが、
当時の球場にはラッキーゾーンがあって、そこへのホームランはよく見れたが、
旧フェンス越えの今のホームランはフリーバッテングでもなかなか見られなかったのである。
野球のレベルがその程度であったと言っていい。
いまのプロ野球はトップ選手は大谷翔平など、世界の超一流と言っていい。
野球に限らずスポーツ全般にそのレベルは上がっている。
サッカーでもよく釜本のことが言われるが
それはその当時のレベルでの話なのだと思う。
非常に明確なのは水泳で
世界を席巻した『古橋・橋爪』の記録は、
今では高校生が記録してしまうのだろう。
そういう意味では、野球に限らず『スポーツ今昔』
素晴らしい進歩を遂げていると言っていい。
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