林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

奇妙な造語

2017-04-21 | 重箱の隅

国営放送朝の報道番組「おはよう日本」。随分高い場所から朝のご挨拶だ、と思う。
番組のお終いに「今日も一日お元気でっ」と蹴飛ばすようにカツを入れる男アナほかが入れ替わっり、ホッとした。
だけど年度変わりにも拘わらず、相変わらずヘンテコリンな造語が多いですな。

例えば地方の話題を放送する時、

 ・じもとぴ

という。これは「地元のトピックス」のことらしい。
以下、ほんの数例です。

 ・おはすぽちょいす

 ・けんこん

 ・世界のニュースザッピング

 ・おはびず

 ・しゅんたいかん

 ・おはようビタミン

これ、何のことかお分かりですか?
じじぃは布団の中でうつらうつら聞いてることが多いからか、よく分からない。
どうも、日本語と英語をチャンポンにしたようだ。受信料を徴収してるんだ。もう少しまともな造語をしろ。

3週間過ぎても番組のお終いに、次の連ドラ「ひよっこ」を宣伝するのは見苦しい。
全ての時間をNHKで独占しようなんて、欲張りだね。

夕方の報道番組「しぶごじ」は、NHKの所在地東京都「渋谷区」に「5時」を足したものらしい。いやはや。

170421


デジカメは消耗品

2017-02-27 | 重箱の隅

壊れたデジカメを一瞥した係君は、

  部品の保存期間が過ぎたので、修理はできませんっ。

と言い放った。
飯能市内の電器量販店で買った時には10万円内外だったはずの一眼レフデジカメである。
10年近く使ったので、元は取ったと言えるかもしれないが、老い先短いじじぃには随分なご託宣だった。

300mmのズーム交換レンズは殆ど使っていない。標準レンズも無傷である。
ボディに手垢は付いていても傷は無く、電気系統を修理すればまだまだ使えると思う。

嗚呼それなのに、アナログカメラはレガシーになれても、デジカメは使い捨ての消耗品なのだった。

ムッとしたが、ここで感情を爆発させたら相手の思う壺。
たどたどしくあれこれ粘ったが、正規の手順では修理できないことが分かった。
これは係君の責任ではなく、銀座の壮麗なビルにサービスセンターを構える大会社の経営方針なのである。

で、ここでの修理は諦め、どうしたらいいかを係君から聞き出した。

  1.インターネットで部品をまだ保管している修理業者を探し出し、修理を依頼する。

  2.ボディは廃棄処分とし、無事な交換レンズ2本を活かすために、家電量販店で後継機種のボディだけを購入する。

  3.交換レンズ2本は中古品として業者に売却。新たに嵩張らず軽いミラーレス1眼レフを購入する。

  4.1眼レフはスッパリと諦めてコンデジでガマンする。

さぁて専門用語が決定的に不足しているので、1.2.は交渉が始めるまえから憂鬱だ。
3.あたりが狙い目か。
だがミラーレス1眼レフの使い勝手はどうなんだろうか。

常識的には4.にして、交換レンズ2本を売却するのが正解だろうね。

以上は昨年末のことです。
その後、正月休み中にコンデジを衝動的に購入しましたが.......。続報は後日。
パソコンやカメラのことは、専門用語不足でなかなか書けません。

ライオンはこのカメラのパンフから。

170227


万死に値する

2017-02-10 | 重箱の隅

うーむ、今度は文科省の組織的な天下り斡旋問題だ

文科省人事課出身・嶋貫和男67歳。
明治安田生命保険に、違法に天下り、月2日勤務で年収1000万円を得ていた。

現在ブルガリア駐在大使、当時事務次官だった山中伸一63歳は、この法律違反を当時から知っていた。
そして責任を追及され「万死に値する」とぬかしている。

週1日出勤で年収2600万だった、石原慎太郎元都知事の上を行く役人がいたのである。まさに役人天国だ。
退職金は没収し、おコトバどおり、死んでもらおうじゃないか。

そしてこの天下りを「妥当」とする、明治安田生命保険をボイコットしよう。

                   

都知事・各県知事の報酬や退職金を調べました。こちらです。
口惜しくて冷静に読めません。だから上記金額に、間違いがあるかもしれません。

文科省はどうなってるのか。いやいや、 こういうことは知らぬが仏かも。

170210 


古い歌ばっかり

2017-02-01 | 重箱の隅

歌声喫茶の会に出席した。
集まったのは、70歳以上のじじばばがおよそ30人。
場所は所沢のさる喫茶店。カフェではなく、あくまでも「喫茶店」である。

伴奏はいつもの、お寺の和尚さんだった。
これまではアコーデオンだけだったが、今回は時々、あんまり上手くないピアノを両手で弾いた。

歌はじじばばがメモにして伴奏を依頼する。その結果選ばれた歌は、

  ・カチューシャとステンカラージンほかロシア民謡の数々。

  ・憧れのハワイ航路。

  ・青い山脈。

  ・一月一日。

  ・月の砂漠。

  ・北上夜曲。

  ・お富さん。

ほか色々があって、締め括りはお馴染み、

  ・ふるさと

だった。まだ80前のはずなのに、ったくどうしようもなく古いねぇ。

数日前、ここより田舎の高麗郷総合福祉センターで、里芋コロッケを作って食べる昼食会が開催された。
ここでばばじじが歌った歌が、

  ・北風小僧の寒太郎

だったのに比べて、呆れるほど古かった。

数曲を除き全体に暗~く、うら悲しいメロディばっかりだった。
最後のふるさとでは全員が起立し、お手々繋いで、声を限りに歌った。全く、照れ臭いったらありゃしない。

出されたものは、冷めた珈琲1杯と小さなお煎餅1枚。
僅かな会費で午後を愉しめるので、我儘を言うのは幹事のおじいさんに申し訳ない。でも、何とかならないものだろうか。

     

次回は4月、花の頃。都電を1両借り切って行うそうだ。
新しい趣向には賛成だが、こんなに古い歌を歌いながら、東京の下町・荒川区をがたごと走るのはねぇ........。
参加するかどうか、早くも悩んでおります。

170201


「げんきな日本論」

2017-01-26 | 重箱の隅

橋爪大三郎×大澤真幸「げんきな日本論」講談社現代新書。
この本は飯能駅ビル内の本屋で、正月、山積みになっていた。よく売れてるのだろう、それなら、と思った。
それに橋爪による前書きの書き出しが気に入った。

  日本は最近、元気がない。
  経済のせいだ、と思っているひとが多い。
  そういう問題ではない、と思う。
  自分たちがどこから来て、どこへ行くのか、それがわからないから。いま何をすればいいのかわからないから。
  そう、歴史の方向感覚を失っているからだ。

と書いてある。
森生が元気がないのは、経済のせい、寒さのせい、歳のせいなので、橋爪の思うところと違うけれど、取っ付き易い文章だ。
まぁ、高名な学者の意見もたまには読んでみようと思ったのである。

この本の内容は、橋爪大三郎が書いた前書きによると、

  本書は日本の歴史をテーマとするが、ふつうの歴史本とはまるで違う。
  日本列島で起こったあれこれに18の疑問を用意し、好敵手大澤真幸と論じあった。
  二人にとってこの対談は誰も考えたことのないようなことを、たくさん語ることができたからである。

うむ、ここまではいいだろう。
更に18の疑問とやらのうち森生が特に興味をもったものを目次から各部2問を抜粋する。

  第一部 はじまりの日本
    3.なぜ日本では、大きな古墳が造られたのか
    4.なぜ日本には、天皇がいるのか

  第二部 なかほどの日本
    10.なぜ日本には、武士なるものが存在するのか
    12.なぜ日本人は、一揆なるものを結ぶのか

  第三部 たけなわの日本
    14.なぜ秀吉は、朝鮮に攻め込んだか
    18.なぜ攘夷のはずが、開国になるのか

以上のほか12の設問も、なかなか面白いので、森生は暇潰しに最適とばかりに、この本を購入した。
そして期待に胸膨らませ読み始めましたよ。

ところがだ。この本、全く良くないね、ガッカリだ。
ふたりの対談は頗る高尚にして難解。難しい話を一層難しくしている。
ガクをひけらかし、イヤミったらしいことこの上なしだ。だいたい、普通「げんき」は漢字で書くけど、何故平仮名なんだろうか。

    レジティマシー、サンクション、メタレベル、クラン、アンビリニアル、エートス、パースペクティブ、アドホック   
    ジャック・ラカン、カール・シュミット、ロビン・ダンバー、エルンスト・カントーロヴィッチ、ヘーゲル、マックス・ウェーバー

等々カタカナと外国人有名学者らしき人名が続出している。
結局、設問に対する回答は、何度も読み直さなかった森生にはウヤムヤ。結局、どこから来てどこへ行くのか分からなかった。
こういう話題は司馬遼太郎の方が、ずっといい。
そういえば以前、橋本の中国解説本を読んだことがある。あの時もサッパリだった。

と、ここまで書いて、どうも自分がイヤになった。
そもそも森生は、他人の悪口や欠点には目を瞑ってやり過ごす
穏やかな老人です。
他人を批判する記事は、書いていても愉しくないし、読んで下さる方も不愉快だろう。

そこで口直しに、普段から愛読している清水ミチコさんのブログを読んだ。
あれれ、今日はワルクチですな。

    焼香の味わい

家族旅行で泊まった旅館の料理が酷かった、という内容ですが、決してイヤミになっていない。
むしろホノボノと笑える記事になっている。
清水ミチコさんを見習わなくては、と反省する森生だった。

170126


電線病

2017-01-24 | 重箱の隅

豊洲市場とオリンピックで忘れられてしまった感があるが、電柱撤去と電線の地中化も小池都知事の公約である。
実現には時間もカネもかかる。海抜0地帯が広い東京では洪水の時にはどうなるのか心配である。
しかし、首都東京の美観のためには、是非実現してもらいたいものだ。

障害は膨大な資金の壁よりも、都民の無関心であろう。
試しに棒杭のように林立する電柱や、蜘蛛の巣のような電線のブザマさを指摘しても、殆どの人は、

  ん? 電線がどうかしたの?

となると思う。これは電線病に罹っているのである。日本人は、醜いモノに鈍感なのだ。

高麗の里でも、散歩中に見つけたステキな風景は、大抵、電柱と電線が、写真撮影の邪魔をしている。
わが坂だらけの団地だって、周囲の素晴らしい山並みを、電柱電線が覆い隠し、古ぼけた住宅街を一層惨めにしている。

川越の蔵造り通りや、成田山新勝寺参道や、北鎌倉の円覚寺境内では、既に地中化が実現している。
わがまちでも、巾着田やかわせみ街道くらいはそうしてほしい。無駄な遊歩道や魚道を作る資金はあるんだから。

そのためには先ず、住民の電線病を早く治すことだ。

NHK-BSで時々放送する「世界ふれあい街歩き」シリーズ。
ヨーロッパの街には、電柱電線は殆ど見えませんね。

170124


97454700000000円

2016-12-26 | 重箱の隅

2017年度の予算案を閣議決定した由。一般会計の総額は97兆4547億円にもなるそうだ。
じじぃにとって、100万円以上の金額は想定外の巨額さ。残念ながらなぁんにも注文はない。勝手にやってくれ。

それで97兆4547億円はゼロがいくつあるのか、試しに漢字を省き数字だけで書いてみた。

  97454700000000

ますます分かりませんな。そこで一般に行われているように、3桁ごとにカンマを挿入してみた。

  97,454,700,000,000

これでも分からない。
ゼロの数を「一十百千、万十万百万、一千万一億十億百億・・・・」と何度も確かめているうちに、頭がクラクラしてきた。
ただ、
これを4桁カンマに改め、カンマを左から兆、億、万、千と読めば、ずっと読み取り易くなりますぞ。

  47,4547,0000,0000

これ新発見です。世界は何でそうしないんだろうか?
そこで不肖森生は、現行の3桁カンマを4桁カンマに改めることを、安倍麻生内閣に提案します。

まぁ、洟もひっかけられないでしょうね。
国の予算なんか、どうせ分からない方がいいんでしょうな。

年賀葉書の3~4枚いついては細かく計算するけれど、こんなに巨額な数字はお手上げ、フリーパス。
記事タイトルのゼロの数に誤りはないと思いますが、もしもあったら謝りますね。
写真は万札を1億円分包んだ風呂敷と、10万円の紙袋のつもりです。

161226


温泉じるし

2016-12-09 | 重箱の隅



オリンピックをきっかけに、なにもかもを「国際化」しようとする風潮がある。
日本は日本なんだから、温泉印くらいは来日する外国人に覚えてもらおうではないか。
日本の由緒正しい温泉印から、焼肉店や喫茶店を連想する、赤ら顔した奴らはエテ公なのである。
毛が3本足りない猿に、こちらから合わせる必要はない。むしろ教へ諭してやるべきだ。

多少の不便があるからこそ、エテ公は極東に位置する日本を旅行をするのである。
何もかもを「国際化」したら、日本ではない。旅先での吃驚がなくなったら、日本に来る必要はない。
それに国際化といっても、単なる「欧米化」に過ぎず、アジアやアフリカは眼中にない。

安倍晋三クンに本気で「日本を取り戻す」気概があるなら、温泉じるしを国際規格にするように、努力すべきであります。
そしてカジノ法案なんかは取り下げるべきでしょう。

もしも国際規格になっている温泉マークに替える温泉があったら、そういうだらけた温泉はボイコットしましょうね。

          

日本人が気付かないところで、オリンピックはいろいろ悪さをしておりますな。

これは推測だが、例のブラック企業・電通あたりがカネ儲けのために暗躍している、とじじぃは睨んでおります。
次は河馬JOC会長を抱き込み
「世界一の開会式・閉会式」を企画するのでありましょう。
温泉に、の~んびり浸かっている場合じゃありませんぞ。

           【参考図版】

           

           左・由緒正しい温泉じるし。群馬県磯部温泉で江戸時代から使っていた記号が原型である。
           右・
それに男女3名を付け足したと思われる、国際規格の温泉マーク。混浴みたいでイヤらしいですねぇ。

           161209


寒い寒い朝

2016-11-03 | 重箱の隅

ついこの間まで暑くてうんざりだったのに、このところ朝晩どころか、昼間もめっきり寒くなってきた。

朝は大体6時頃目が覚め、布団の中でニュースと天気予報を聞き、7時前後に起床する。
しかし最近、天気予報を聞くと、もぅいけませんね。起床したくなくなるのである。

今朝も予報士のお嬢さんは、店から借りてきた新しい防寒コートに襟巻姿で、寒い寒い寒いと繰り返す。
それを聞いたじじぃは戦意喪失。外気が暖まるまで寝ていよう、ということになる。
これは安倍晋三さんが推進する、1億総動員令に反する行為ではなかろうか。

籾井会長を通じ、正しい気分が日本中に漲るように、気象予報士の朝の発言を規制すべきである。
朝の予報で「寒い」は1回にしなさいよ、と。

   

朝のTVでは、お隣のパク・ウネ大統領が、いよいよ崖っぷちの模様である。
安倍晋三さんは、何があっても、いくら嘘をついても、治め易い日本国民に支持されて、安心していますね、きっと。
日銀の黒田バズーカ総裁も、じゃぶじゃぶおカネを印刷し、公約が守れなくても平気で笑っていられる。
日本国は寒くなっても、日本人は暖かい。

あちらのマスコミは物凄い。怒る民衆も、手が早い検察も、分かり易くて凄まじい。
パクさんの妹分は、かのイメルダ夫人のように、大変な靴持ちだった。

やはり大寒民国との深い付き合いは難しい、と思う。

絶体絶命のパク大統領は、土壇場で最後の一発は何を、どう発するか。
イタチではないので恒例に従い、強烈な反日行動に出るかもしれない。慰安婦少女像の大量生産かな?
桑原桑原。

銀狐の襟巻はヤフオク、手袋はアマゾンでどうぞ。

161103


赤朽葉家の伝説

2016-10-14 | 重箱の隅

小説「赤朽葉家の伝説」は分厚い文庫本だが、一気読みした。
長い物語は日本神話時代から続く鳥取県の名家・赤朽葉家の女3代記である。

第1章は、中国山地を彷徨う山の民・山窩に置き去りにされ、製鉄工場の工員夫婦に拾われた、万葉の物語である。
万葉は名家に君臨するタツに望まれ赤朽葉家に嫁ぎ、千里眼の奥様として数奇な一生を送る。
万葉の物語はまるで神話のように奇妙奇天烈な展開を見せ、息次ぐ暇もない。


第2章は万葉の長女・毛毬の短い一生だ。
中学生時代には暴走族のリーダーとして中国地方を制覇。引退後は人気漫画家として10年生き、30歳で過労死する。
ここでの物語は、まるで暴走族のように物凄い早さで「ぱらりら」と突っ走る。


第3章は毛毬の一人娘・瞳子による、祖母万葉の殺人疑惑の解明である。
瞳子には恋人がいるが、二人はもたもたうじうじ。その癖ラブホテルはお馴染みなんですね。

この小説は、第60回日本推理作家協会賞を獲得した。

作者・桜庭一樹はあとがきで、編集者に「あなたの初期の傑作を書いてくれ」と勧められ、数か月でこの小説を完成させた。
そして期待されたとおりの小説にできたと自負している。


だが果たしてこれが傑作だろうか。

面白いことは確かに面白い。特に1・2章は一気呵成に読めた。
但し3章がぐずぐずもたもた。肝心の謎解きは夢をみて解決。安易であり、推理作家協会は大甘だ。

豪壮な赤朽葉家の家屋敷の描写も、女帝として振舞う姑・タツの権威の源泉も、不思議な家族関係も殆ど書かれていない。
地方の名家の令嬢である毛鞠・瞳子母子の行状は余りにもぶっ飛んでいて、眉唾ものに感じてしまう。

家業である神話時代からのたたら製鉄業を、近代的な製鉄工場に脱皮させても、工場は海際でなく山上にある不合理。
バブル期の紅緑村は、ディスコもあり、フィリッピンの風俗嬢もいて、大都会のような不自然。
毛鞠のオートバイは「ぱらりら」と村や中国地方を疾走する。

物語の構えの大きさも、疾走感も大したものだ。読者の評判も良く、販売部数を伸ばしたようだ。
しかし腑に落ちないところがあるので、読み返してみると、細部が大雑把で、到底傑作小説とはいい難い。
数年かけて、じっくり書いたら傑作になったかもしれない、惜しい大河小説だった。

1・2章は、確かに面白く、読んで損はなかった。ま、残念な「傑作」ですかね。

   創元推理文庫

   161014A


週刊新潮と週刊文春

2016-07-21 | 重箱の隅

木曜日は週刊文春と週刊新潮が発売される日である。
今朝の朝日新聞広告欄は右頁には新潮、左頁には文春が並んだ。
特集記事は両誌とも、天皇陛下生前退位と鳥越俊太郎なので比較し易い。

天皇陛下のことは畏れ乍ら恐ろしいのでさておき、問題はあの東京都知事候補・鳥越俊太郎のことだ。
両誌の惹句を較べてみよう。先ず新潮です。

    「岸恵子」にバラ100本!
   「鳥越俊太郎76歳
  無節操の履歴書

   業界の先達に対して甚だ失礼だが、演説は下手、政策はピンボケ、健康や体力に不安の状況で、
   よくぞ都知事に手を挙げた。ご本人は根拠なき自信に溢れているものの、ジャーナリストとしても
   特に華々しい実績は見当たらない。76歳にして衰えぬ上昇志向が晩節を汚すことにならないか。

ふむふむ、なるほど、よくぞ書いてくれました!
森生は以前、確か大沢悠里の名物番組で「ニュースの職人・鳥越俊太郎の・・・」というのを聴いていたことがある。
実に下らない「ニュースの職人」だったので呆れていた。ジャーナリストに上昇しても少しも変わってないな、と思っていた。
だから週刊新潮のこの惹句には全く同感ですな。

次に週刊文春。

  鳥越俊太郎都知事候補「女子大生淫行」疑惑
  被害女性の夫が怒りの告白!
   「君の誕生日パーティをしよう」。キスの経験もない
    20歳の大学生を富士山麓の別荘に誘い込んだ鳥越氏は
    二人きりになると豹変したという。都知事候補の資質を問う。

あはは。やっぱり、そうきたか!
じじぃはこの「ジャーナリスト」の下半身のことは全く知らないが、さもありなん、と思えてきます。

カレって、いい歳をして、恰好付け過ぎだもの。ま、火の無いところに煙は立たないからね。

国営放送も、朝日新聞も、選挙報道が全くツマラナイ。
各候補者の(といっても泡沫は除く)キレイごとをそのまま並べるだけで、何の批判も批評も無い。
いい人ばっかりで、甲乙をつけられないじゃないか、と埼玉県民なのに思う。

週刊新潮と文春など、週刊誌の意気込みをじじぃは買いますね
しあたって、今週は週刊新潮を買ってみるつもりです。

天皇陛下生前退位についても、惹句だけで判断すると、新潮の勝ちのようです。

それから、市町村会議員はともかく、国会議員や知事級の選挙運動期間を3~4週間に延長すべきです。
もちろん、ヤカマシイ候補者名連呼は禁止してです。
候補者の実力や体力が露わになりますから。

160721


圧倒的 №1?

2016-07-04 | 重箱の隅

朝刊に大量に折り込まれるチラシの中に朝日新聞社の折り込みチラシが混じっていた。
朝日新聞を購読してくれと訴えるのが目的のようなのに、購読を申込先の新聞販売店の名前がない。
また、他紙ならともかく朝日新聞のチラシに紛れ込ませたのでは、購読打ち切りを断念させるくらいの効果しかあるまい。

朝日新聞の購読を訴える根拠として、16年度大学入試に朝日新聞記事からの出題数が、

   今年度も圧倒的 №1
     227大学の446問題で503記事が採用!!

と、デカイ活字をデーンと載せた。以下、他紙比較円グラフと棒グラフ。
そのあと3頁にわたり「16年度大学入試朝日新聞記事出題実績表」があり、大学別にいちいち拾っている。
殺人的な蒸し暑さで家に閉じ篭ってるじじぃだから、新聞4ページ分ものチラシを読んだので、まともなヒトは誰も読むまい。

そもそも大学入試に出題される記事とは、悪文の見本のようなものではなかろうか。
読者全員が、正しく記事の内容を理解できる文章では入試に不適切である。誤読する人が多いから出題するのであろう。
つまり、「出題数圧倒的№1」は「悪文数圧倒的№1」なのである。

朝日新聞は最近特につまらなく、読むところが殆ど無い。夕刊が特にそうで、夕刊1面トップ記事は酷いものが多い。
そんな状態なのに、大学入試に出題されたことを自慢するとは、呆れたものだ。

今後も購読して欲しいなら、入試用の悪文を減らし、長期継続客に対しては、段階的な購読料値引きをして欲しい。
40年以上も購読していたら、半額にしてもいい。

160704


過ぎたるは

2016-06-28 | 重箱の隅

雨が降っていた。
起床するには早過ぎる。布団の中でTVを点けたら、ウソツキが代わる代わる政見放送をしていて、朝から気分が悪い。
仕方がない、民放にした。

日テレはZIP!。テレ朝はグッド!モーニング。TBSはあさチャン!。フジテレビはめざましテレビ。
雨だれチョン「!」が多いですな。

相変わらず騒々しい。
CMが多過ぎる。出演者が多過ぎる。話題が多過ぎる。騒ぎ過ぎる。色彩が派手過ぎる。過ぎることが多過ぎる。
エンタメとやらは裏金が行き来している、と観た。

政見放送が終わった頃なので、7時前に国営放送にチャンネルを戻した。
視聴料をとってるのに、ここも民放の後を、必死に追いかけていますな。

雨の日くらい、1局でいいから、落ち着いた、昔ながらの報道番組を放送してもらいたい。
高視聴率が取れると思うよ。

絵は五味太郎卓上暦から。

160628


赦してあげる

2016-06-20 | 重箱の隅

蓮舫・東国原・橋下・桜井パパ・長妻・小池百合子・・・・・。
TV各局の関心は一斉に次の都知事候補に移り、毎日、責め立てていた舛添都知事のことは、もうすっかり忘れたようだ。
舛添さんは明日まで都知事だそうだが、約束は果たさず、引越準備に忙しいらしい。
夜は、のうのうと湯河原の別荘のお風呂で、足を伸ばしてるんだろうね。

さて、都下青梅地区から選ばれている自民党都議・野村有信センセイのご発言である。(これを放送したTV局名は覚えておりません)

  侍でいえば、打ち首でなく切腹だった。引き際は見事で尊敬すべきです。
  だからみなさん、舛添さんを赦してあげましょう。わははは。

冗談じゃないよ。都議選がなくなり、ホッとしたところの発言だろうが、これが自民党の本音である。
森生は都民ではないが、大いにフンガイしている。

都知事選では東京都民の民度が試されている。
ま、殆ど期待してませんが。

160620


海老蔵乳癌

2016-06-10 | 重箱の隅

朝、TVを点けたらTV東京を除く地上波全局に、嫌いな海老蔵が写っていた。
何でも、夫人が比較的深刻な進行性乳癌を患っているそうである。

森生は、海老蔵夫人であるという小林麻央を知らなかったし、海老蔵が素麺をガツガツ食らうCMを見て以来、海老蔵嫌いである。
わざわざ記者会見をし、夫人の病状を、得意気に発表する海老蔵を見ると「ふんっ、ナニさまだぃ」と思う。
そうそう、彼は古い梨屋の跡継ぎ、海老サマだったんだ。もう少し演技力を磨くべきだ。

昨日まで舛添都知事一辺倒だったのに、突然、一斉に海老蔵に切り替えるTV業界は信頼できない。
そして視聴者は「他人の不幸は蜜の味」なのである。

たった1局、TV東京だけが海老蔵をうっちゃっていた。
一瞬「エライ!」と思いかけたが、こちらは厭きもせず、韓流ドラマを放送していた。

160610A