随分前「感動を与えたい」と言った金釘流人気書家・紫舟さんに、ケチを付けたことがあった。
その後も、年端も行かないスポーツ選手やタレントが「皆さんに希望を与えたい」などと言うのは、片腹痛いと思っていた。
........ま「子どもたちに夢を与えたい」ならいいんですが。
下は、そういう発言に関する朝日新聞の水曜朝刊連載囲み記事です。
如何ですか? 不肖・森生は全く同感です。
なお、紫舟さんへの難癖、見つかりましたので、過去記事「感動させて下さる」をどうぞ。
160609
随分前「感動を与えたい」と言った金釘流人気書家・紫舟さんに、ケチを付けたことがあった。
その後も、年端も行かないスポーツ選手やタレントが「皆さんに希望を与えたい」などと言うのは、片腹痛いと思っていた。
........ま「子どもたちに夢を与えたい」ならいいんですが。
下は、そういう発言に関する朝日新聞の水曜朝刊連載囲み記事です。
如何ですか? 不肖・森生は全く同感です。
なお、紫舟さんへの難癖、見つかりましたので、過去記事「感動させて下さる」をどうぞ。
160609
残った4点の中から、これが一番に選ばれた。
選び方は前回よりも開かれていた。
ただ、1位の「組市松紋」は、複雑繊細過ぎて迫力に欠け、躍動感がなく、触ると痛そうだ。
この図案を、例えばビルの壁面一杯に連続模様として表現すれば、また別の効果を発揮するのだろうが、エンブレム1点では印象が薄い。
市松模様と藍色に着目したのは適切だったが、大柄の市松で工夫できなかったものか。
それにこれは前回の亀倉雄策作品に似ている。作者は当然否定するだろうが、じじぃはそう思う。
市松模様なら桂離宮・松琴亭の唐紙か歌舞伎・狂言の衣装くらいの、派手で大胆な意匠にして欲しかった。
今回の、1位の発表会は演出を抑えて地味にしたそうだ。じじぃは好感を持った。
白紙に戻したエンブレムの時は、児雷也が出現するような、バカバカしく大袈裟な発表会だった。あれは電通の策略だったのだろう。
今回は地味にしたとは言え、白紙撤回分を含めれば、結局数憶円はかけたのではなかろうか。
亀倉雄策の傑作を使い回すことも選択肢に入れるべきだった。
レガシー、レガシーと囃し立てるだけで、レガシーを活用する気は無かった。
誰もそれを言い出さなかったのが残念である。
作者の野老朝雄氏によると「粋」狙いだったそうだ。
今回の発表会同様に開会式閉会式なども「粋に」やってもらいたいものだ。
レガシー legacy 遺産・遺物
160427
夜明けが早くなるにつれ、6時前には一度、目を覚ます。
ただ、そこで直ちに布団から出ることはなく、TVを点け、今日一日どうすべぇか、と思案することにしている。
TVは国営放送に限る。民放は朝っぱらからチャカチャカワイワイと喧しく、CMばっかりだからね。
しばらくすると、また眠りに落ちて、次は8時少し前に目が覚めるのです。
えーと.....、何が言いたいんだっけ?.......そうそう、朝の国営TVのご挨拶だ。
先ず「おはようございます」と朝のご挨拶から始まるけど、あれ、何とかならないのか。
男女の局アナが二人、声を合わせて大声で、
おはようございますっ
だぜ。いかにも「さっさと起きやがれっ」と催促されてるようで不愉快です。
そして、8時すこし前に二度寝から目をさますと、番組終了を告げるお父さんアナのご挨拶、
今日も一日 お元気でっ
も気に入らない。毎朝、これを聞くと、布団から蹴り出されるような、惨めな気分になる。
もう充分働いて来たんだ。あと少し布団の中で「とと姉ちゃん」を見てたって、いいじゃないかぇ。
あさが行ってしまい、こんどやって来たとと姉ちゃん。
あの一家、特にお父さんの言葉遣いは平民の癖に、まるで皇族みたいで、イヤですねぇ。
躾も悪い。会社の都合で家族ハイキングを中止したからって、子供に対してあんなに低姿勢になることはないと思う。
その直後の番組で、のほほんとした男女の出演者が、毎回、挨拶代わりに、朝ドラの感想をガヤガヤ言うのも不愉快です。
160408B
籾井勝人NHK会長がまた「不適切発言」である。
今度は衆議院総務委員会の答弁で口にした「つんぼ桟敷」だったそうだ。
森生は籾井会長が嫌いだけれど「つんぼ桟敷」という言葉は嫌いではない。
いま「めくら」は聴覚障碍者への蔑称にあたるそうだが、そうだろうか?
代りの「聴覚障碍者」だって時と場合によっては蔑称になる。
例えば「つんぼの早耳」なぞは可笑しみがある。
古い電子辞書には「つんぼ」は「つんぼ桟敷」と「つんぼの早耳」しかない。
一方視覚障碍者である「めくら」は沢山あった。
めくら撃ち めくら鰻 めくら壁 めくら蜘蛛 めくら御前 めくら暦
めくら探し めくら縞 めくら将棋 めくら千人目明き千人 めくら僧
めくら部屋 めくら判 めくら蛇 めくら蛇に怖じず めくら窓 めくら滅法
どれもが、いつまでも大切に使いたい言葉だと思う。
安倍晋三の信任が厚い籾井会長は「不適切会長見本」として放っておけばいい。
問題なのは「チョイスポ」とか「ケンコン」とか「シブ5時」などNHK用語である。
めくら滅法にカタカナ合成語を垂れ流すことだ。
160224
過労と酒で、五代友厚が死んだ。
大阪の女性たちは「五代ロス」状態だそうだが、五代がいなくなって、森生じじぃは清々としている。
実はじじぃも「あさが来た」を欠かさず見ているけれど、ドラマとしてヘンなところが多いですね。まるで電気紙芝居だ。
まずそこのところを指摘しておきます。
1.五代は出身地・薩摩弁で呟くところを、やけに達者な発音(?)の英語で呟き、イヤミの極みだった。
2.五代は最期までええかっこしぃ。重鎮感がまるで無く、あさがそれなりに老けてきたのに、若いままだった。
3.五代の盟友・大久保利光はもじゃもじゃ髭が全く似合わず、滑稽だった。
以上は演技・扮装上の欠点だが、大道具もいい加減だ。
3.大阪商人が集まる当時の大阪商工会議所が、築100年以上に見える。当時はもっとピカピカに新しかったはずだ。
4.大阪きっての両替商加野屋が横丁にあるのはおかしい。大通りに堂々と店を構えるべきである。
そのほか、
5.老舗の加野屋にしては主人一家と雇人、加野銀行従業員の躾が悪い。立ち聞き、盗み聞きが多過ぎる。
6.福沢諭吉が武田鉄矢で、渋沢栄一が三宅裕司とはびっくりポンである。大番頭だった雁助の方がずっと貫録がある。
などとアラ探しはいくらでもできる。
しかし「9回転んでも10回は起き上がる」そうで、あさにどんな困難が襲い掛かっても「なぁに、また起き上がる」と安心して見ていられるのである。
立春とはいえまだ酷く寒い朝が続く。
あさの獅子奮迅の働きを布団の中で、のほほんと見ているのが何よりですね。
豪邸に住み、働き者のあさがいる新次郎旦那が、つくずく羨ましい。
足付き紙飛行機の折り方は、.... あっ、どこかへ飛んでっちゃった。
探しておきますね。
160204
乗客乗員から14人もの死者を出したスキーバス転落事故。酷い事故だ。
直接的な原因は、管理体制が無いに等しい無責任なバス会社に、最近雇われた運転手の過失だったのだろう、
運転をさせた経営者の土下座くらいで赦してはいけない。バス会社、旅行会社とも業界から追放されるべきだが、それだけでいいのか。
学生たちが激安ツアーの裏事情を考えず、この旅行会社を選んだのは迂闊だった。
また、乗務員の指示が無ければ、シートベルトを装着しないまま仮眠をとるという油断もあった。
一般道が急カーブ連続の危険な峠道なら、国はその峠道を夜間は閉鎖し、平行する高速道路を無料開放すれば良かった。
無料道路は危険なままでいいのか。
命を落とした学生たちへのお定まりの賛辞と、夢と希望を並べ、涙を誘うマスコミも退場してもらいたい。
160119
朝日新聞はよほど記事がないのか、朝刊に連載中の小説「春に散る」を1頁も使った特集記事で自画自賛している。
森生は毎朝この小説を読んでいる。ボクシング業界のことを知ることもでき、悪くはない。
特集頁では、作者・沢木耕太朗と仲良しの作家・角田光代がこの連載小説を褒めている。
また、沢木耕太朗は、執筆中の「揺れる胸のうち」を明かしてもいる。
更に、挿絵を担当している中田春彌は「どの絵にも悔いはない」とまで言い、自信たっぷりである。
森生は朝日新聞を購読して50年は経っているが、こんなに図々しい自画自賛特集記事は珍しい。
掲載すべき記事が足りないなら頁数を減らせばいいではないか。
小説は現在進行中である。小説の出来がいいか悪いかは、まだ分からないのではないだろうか。
仲間内の褒め合いは見苦しい。
それに挿絵だって、街角風景はいいが、登場人物全員の表情・体型ともに矢鱈にバタ臭く、日本人ではない▲
森生は、鼻筋がとおり彫りが深い8等身以上のスラリとしたヤツを好かない。
ついでに言うと、英語の発音が不必要に巧い奴、例えば、あさの前に突然現れる五代友厚という気障な若造も、嫌いですね。
挿絵は11月25日付朝日新聞朝刊から。
じじぃも記事がなく、また悪口を書きました。ごめんね。
111130
新橋演舞場へ「松竹新喜劇・新秋公演」を観に行った。
指定された席は3階一番後ろ。つんのめりそうな急傾斜の席からは1階客席は全く見えず、もちろん花道も全然見えなかった。
だが舞台を上から見下ろし、神さまになった気分。
出しものは2本。時代ものは古典落語を継ぎ接ぎした「色気噺お伊勢帰り」で、現代ものというか、うらぶれ下町昭和ものが「愚兄愚弟」。
豪華な劇場▼にしては、いずれ劣らぬお粗末なドサ芝居だった。
それでも観客はゲラゲラとよく笑い、バカバカしい。笑点もそうだけど、近頃の客は箸が転がっても笑う。
あんな客ばかりじゃ、役者も作者も育たないね。
休憩は40分。夕飯にした幕の内弁当1350円は、彩りも味も上出来▲。
昨日は早めに家を出て「小ハゲ天」で昼食。ソフィア・ローレンのような中国むすめの接客に目を瞑れば○。
久しぶりに銀ブラをし、「松屋」6階と新装成った「伊東屋」を覗いた。欲しいモノが沢山あり、目に毒である。
歌舞伎座前の「岩手銀河プラザ」は一見の価値あり。ずんだソフトクリーム300円は美味かった。
演舞場前で、自民党御用達料亭「金田中」を発見。外観はなんとも不愛想なカタマリだった。
たまの東京は楽しかった。肝心の観劇は笑えなかったが、頂いた招待券だったからまぁいいか。
写真は割引券サイト「ポンパレ」さまから拝借。
150916
理解は理解、結果は結果、評価は評価で、否定でも肯定でもないはずだ。
しかし最近のマスコミ用語としては、これらの語句の意味を、
賛成・勝利・支持・同感・称賛・入賞・・・
など、肯定的な意味に絞って使っている。
例えば選手と取り巻きの記者は、
次の大会では必ず「結果」を出す。
などと選手と同体化して嘆くが、結果は毎回出てるじゃないか。要するに負けたんだろ?
また安倍晋三氏は、
しっかり説明致しまして国民のみなさまにご「理解」いただく、と斯様に考えておるわけでごじゃいます。
と繰り返すが、よくよく理解したら「安保法案」とやらは「戦争法案」だった。公明党では「戦争防止法案」と言うらしいが。
最後に「評価」は.......。
う~ん、巧い例え話が思い浮かびません。今日のこの記事、尻切れとんぼで「評価」できませんね
これでいいかな? ま、仕方がないよね。
150915
木原実気象予報士の次は、平日の朝、国営放送で活躍する平井信行気象予報士48歳である。
局アナがだらしないクールビズを年中続けている中、平井さんだけは毎回粋なジャケットにネクタイ姿で決めている。
その代り木原実さんのように、屋外に出ることは決してない。多分いい服が汚れるのを心配してるのだろう。
平井さんの天気予報は懇切丁寧。気象解説だけではなく家事全般の指導までしてくれ、自信たっぷり。予報を外しても平気の平左だ。
埼玉県西部に位置するわが高麗の里のお天気は、一向に当てないけど、お膝元・東京渋谷の天気はしっかり当てているらしい。
高麗の里は、8月21日から毎日降ったり止んだりし、今日は4日続きの雨である。
今朝の雨は珍しく渋谷と同じ、ごく細かい霧雨だった。
で、問題は平井さんがこの霧雨を、
パラパラ降っている
と表現することである。これはウッカリ言い間違えたのではない。最後まで何回も「霧雨がぱらぱら」なので、確信犯ですな。
じじぃの古ぼけた知識で「ぱらぱら」は雹か霰か俄雨の始まりであり、
霧雨はしとしと降る
のであります。余談ですが、木の葉が集めた霧雨は、枝を揺すると、
パラパラ落ちる
のであります。いや、この場合は「ポタポタ」かな? 果たしてどっちでしょうか?
しとしと、ポツポツ、パラパラ、ざぁーざぁー、ごうごう・・・・・・。
オノマトペ選びは、ジャケット選びのように慎重に。
なお、土日祝日担当の駄洒落と川柳が売りの南予報士は、「昨日」を「機能」と発音し続けておりますな。
この記事の「今日」は一昨日のことでした。何事も正確にね。
150903
朝日新聞夕刊の題字下の一等地に載っている「素粒子」がキライである。
何かと上から目線であるばかりでなく、世相に阿り、綺麗ごとを並べる。
別の筆者だろうが以前、死刑執行を許可した当時の鳩山邦夫法務大臣を「死に神」と決めつけて、激しく批判され謝罪したことがあった。
例えば19日です▼
冗談じゃないですよね。
夜更けに寝静まった商店街をうろつき、盗電しようとする少年少女を「ひと夏の記憶」などと肯定的に書いている。
親・先生・商店街や近所のじじばばや警察は、こういう少年少女を厳しく叱りつけなければならない。
朝日新聞にはウンザリするところも多いが、いい記事が無いわけではない。
例えば株式欄に載っている「経済気象台」だ。
以下は8月18日と20日のものです▼ 長文ですがお読み下さい。
如何ですか?
末尾に「この欄は、第一線で活躍している経済人、学者など社外筆者の執筆によるものです」とある。
素粒子も同様に、第一線の社外筆者に任せたらどうか。東芝の取締役会のように。
挿絵は、きたむらさとし(朝日新聞土曜版「悩みの坩堝」から)。
150821
朝のTVは、高槻市で起きた中一少女殺人と少年行方不明事件でもちきりである。
まだあどけなさが残る少女の殺害は痛ましく、少年の無事を祈ることにやぶさかではないが、いつもこの種の事件で腑に落ちないことがある。
それは年端も行かない少年少女が、深夜、街をうろつくことである。
事件の詳細が明らかになった後も、少年少女の夜遊びを戒めるTVを見たことが無い。
苛めにはピリピリする校長先生も、少年少女の夜遊びについて何も言わないし、居並ぶコメンテーターも、近所の人たちも同じだ。
普通、深夜は寝ているもので、この子たちは昼間に寝てたのか。親が夜の仕事で不在なら留守番をしているべきだ。それとも親が暴力を振うのか。
殺人事件で、被害者はいつも素晴らしい人である。
今度の被害者もきっと「模範的な素晴らしい少年少女」になるのだろうが、本当にそうなのか怪しいものだ。
今度こそ、夜遊びなどしていると殺される場合がある、と誰もがハッキリ言うべきです。
150819
回覧板がぐしょぐしょである。
昨夜からの雨水を含み、固いボール紙のカバーがぶよぶよしている。
そりゃぁ確かに、ウチの郵便受けはイマ時のものより小さいよ。
でも、丁寧に押し込めばすっぽり入る。
それに設備投資は止めている。
どうせモトは取れないから。
じじぃは雨になりそうな日は、回覧板をレジ袋に包んで、お隣の郵便受けに入れる。
そうすれば回覧板が少しはみ出しても、回覧板は濡れないはずという計算。
これ、生活の知恵ってものです。
お隣さんが気付いて、同じようにして更にお隣に回す。
そうなれば、わが団地の隣組文化が少し向上すると思うけど果たして如何。
...... やはり文化は隣組を1周してませんなぁ。
ここにも世代間で意識のズレってのがあるのでせう。
水膨れした回覧板を、そのまま回すわけにはゆかない。
1昼夜、室内で乾かしていたら、次の回覧板に追いつかれてしまった。
これはそのツーショット写真です。
ご隠居さんの絵は山藤章二さんが描いた「山口瞳」です。
150707
太平洋の遥か南の太平洋に、台風が三つ発生した。
国営放送の土日祝日に派遣される駄洒落予報士・南さんは「台風が3個」と言う。
まぁ確かに一つ二つ三つではわらべ歌のような気がしなくはなく、漢字を使いたい気持ちは分かります。
だが、1個2個3個は如何なものか。台風はお饅頭じゃない。
その動静や消長を知らせるためなら1号2号3号で差支えないが、上手く説明できないけど、数える場合は少し違うと思う。
そうか、台風には目玉があるから、1個2個3個でもいいのかもな。
台風は勢い良く渦を巻き、ふわふわし、水気をたっぷり含んだ巨大なものだ。そういう気体のカタマリを、どう数えるべきか。
あっそうだ、渦を巻いてるので1巻2巻3巻がいいかもね。
だったら個体でずっと小さな蚊取線香も渦を巻いているので1巻か。
但し蚊取り線香の渦巻は1本の線が渦状になってるので1本かも。それとも、図のように前身は円盤状だったので1枚か。
いや、最期は煙になって消えてしまうが、始めは硬い個体なので、1個2個3個でしょうかね。
中国では、台風や渦巻き式蚊取線香をどう数えるんでしょうかね。
絵は奥村土牛の「鳴門」です。
150706
箱根山大涌谷の小規模噴火。
気象庁は「ごく小規模な噴火」としているが、怪しいと思いませんか?
確か29日、駐車場の車に「僅かに降り積もったモノを発見」と発表し「水蒸気が吹きあげた周囲の泥土など」と説明した。
その後、神奈川県西部(箱根山の西)を震源とする震度3の地震があったはずだ。
そして30日の「ごく小規模な」噴火である。
矢鱈に「ごく小規模な」を強調し、自信がなさそうな気象庁の課長は、何かを隠している。
いや、先のことは殆ど何も分からないのかも。
(以上の推移は森生の記憶なので、違っているかもしれません)
29日から火山性地震が増えているそうだ。
マグマの上昇は確認されておらず「今後も水蒸気爆発の可能性が高い」由。
溶岩が噴出さない水蒸気爆発でも、御嶽山では大きな被害になった。
磐梯山は、明治時代に山が半分吹っ飛び、檜原湖・五色沼他の湖沼群が生まれた。溶岩噴火はなくても油断は禁物である。
観光業者には気の毒だが、「ごく小規模な水蒸気爆発」などと遠慮している場合ではない。
同じ火山帯に連なる富士山はどうか。
じじぃが気にしても仕方ないけれど、大いに心配だ。
いま住んでいる団地は、噴火や浸水の恐れはない。
だが、造成地の中の埋立地である。猛烈な雨による地滑り、大地震による液状化を否定できない。
実際、わが猫額亭のあちこちに現れている隙間や歪みは、安普請の所為だけではあるまい。
大雨により、床上浸水や土砂崩壊が全国各地で多発している。
被害に遭われた高齢者は如何に対処し、どう生活を再建されるのか。
これまでは幸運にも自然災害には遭遇していない。
長生きも考えものですなぁ。
▲▲▲▲
絵は中川一政「箱根駒ヶ岳」。大涌谷は画面左外、神山の裏側にあります。
下は、小倉遊亀「晴巒」です。
150702