林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

七七忌で

2007-06-23 | 林住期

  円覚寺仏殿

 また北鎌倉へ行った。駅は危険なほどの混雑だった。何人か死傷しなければ改善されないのだろうか。

 円覚寺で叔母の77忌の法要があった。
法定相続人は17人もいるそうだが、顔を思い浮かべられるのは9人。出席したのは叔母の実家に当たる森男のきょうだい達4人だけである。
懇意にしている弁護士は、既に溜息をついているそうな。呆ける前に遺言を書いておかねば....。

  円覚寺山門

 円覚寺境内も人が多かったが、塔頭(たっちゅう)は別世界。時々下を通る電車の音がする以外は、とんびの鳴声と、庭仕事ボランティアさんの鋏の音のみ。
法要が済んで、涼しい風が吹き通う広い本堂で、暫くの間、ご住職と雑談。

 最近、台湾栗鼠の数が減って、ほっとしてる由。
減った理由は、境内の電線を地中化。栗鼠が電線を伝って移動できなくなったからだそうだ。
 観光客は餌をやるけれど、止めて欲しい、と。確かに、台湾栗鼠は巨大鼠のようだし、吠える声にはギョッとさせられし、悪さもする。

 子供が落ち着かず困る、座禅をさせたい、という要望がある由。
ご住職は、子供が落ち着いてどうする、子供はキョロキョロ、チョコマカするのが仕事でしょ、と断っているそうだ。
笑えますね。

   「鉢の木」小冊子より

 墓参後、東慶寺前の「鉢の木」で昼食。爺さん婆さんの中に男前の若住職が加わって賑やかな会になった。

 3時前に、会は終わった。外は目も眩む陽射しと猛烈な暑さ。道路は数珠繋ぎの車。やっと歩ける狭い歩道に溢れる人々。
東慶寺浄智寺を歩いてみるか、と予定していたが、戦意喪失。帰途に就いた。
あまりの暑さにぐったりして、寄り道する元気も喪失。

■大方丈で開催する「第72回円覚寺夏期講座」は内容豊富です。HPをご覧下さい。
 座禅もいろいろ取り揃えております。
               書院と大方丈


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
七七忌 (hu-)
2007-06-24 22:36:25
森さまのブログ拝見していると 懐かしいことばかり。まだ脚が組める頃円覚寺へ参禅したり 東慶寺さんへ小島寅雄さんを訪ねて鉢の木でご一緒にお食事したり(小冊子は小島先生の絵ですね)風子もまだ元気があって・・。時々 鎌倉便り お願いします。 
返信する
よさね先生 ()
2007-06-27 17:17:16
風子さま

小島先生は、お宅が近いし、同業(市長でなく教師)だったので、兄がお世話になっており、尊敬していたようでした。

森男にとって、小島先生は「よさね」運動(語尾によ・さ・ね等を付けるのは美しくない日本語だから止めよう、という運動)を提唱したヘンな先生でした。
森男がまだ幼過ぎたからですね。(このネです)

童子の絵は鎌倉市内のあちこちで使われているようです。
大船駅ルミネの北院(鎌倉山檑亭の支店)でも使っていますよ。(このヨです)
返信する

コメントを投稿