友だちが出品している「私の好きな杉並」という写真展を観に、杉並区役所へ行った。
素人離れした芸術写真もあれば、撮るヨロコビが溢れた微笑ましい作品もある。
ここを外せばもっと良くなるのに、と思うものが多いが、そういうわけにもゆかなかったのだろう。それはよく分かる。
但しどの作品もピントがパッチリ合っている。流石ですな。
早めの昼飯は杉並区役所裏にある、いわくありげな名前の蕎麦屋にした。
話題は東北の銘酒だった。東北にも銘酒にも暗いので、われら三人は飲兵衛三人のご高説を拝聴することにした。
蕎麦は極上品だった。そりゃそうだろう、盛り蕎麦一枚で1500円だもの。
だが店内が乱雑で、太鼓腹の店主は早くもよれよれの半ズボンに下手な絵入りの半袖丁シャツ姿だ。
気のいいオッサンだが、蕎麦屋らしい清潔な身なりにしなくては、店の名前を出せないね。
阿佐ヶ谷駅から区役所まで続く長い商店街・パールセンターは立派だった。
程よい人通りがあり、全ての店がシャッターを上げていた。
平行する欅並木の大通りも素晴しい。
杉並は住みやすそうな街である。ワタシも杉並が好きになった。
昼食後そそくさと埼玉県に戻る友達と別れた。折角東京に来てこのまま帰るのは勿体ない。
まだ行ったことがない中野を見てから新宿へ行くつもりになったのである。
しかし、中野駅を出たら目が眩むような猛烈な日射しだった。
たちまち気分が萎えて、混雑するブロードウェイ商店街まで行っただけで、新宿行きは止めにした。
夏日になるとふらふらになる今日この頃。雑踏する盛り場がニガテになった。
つくずく体力気力が落ちたようだ
130510
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