小学校の合同同窓会から帰って来た。その感想・感慨は複雑である。
案内状の地図によると、場所はJR大船駅と湘南モノレール富士見町駅の中間にあり、徒歩10分くらいか。
早めに会場に着こうと思い十分な時間をとって富士見町駅から歩いたが、町並みはがらりと変わっていて迷子になってしまった。
もともとこの辺りは寂しい町で、田圃と畑が入りまじっていたはずだ。
70年前はどこからでも見えた、痛んだ餃子のような観音さまも、密集する家並に隠れて全く見えなかった。
やっと会場の焼肉屋に到着したのは開宴ぎりぎり。広い会場はすでにすし詰め、満席以上。
森生は旧桃組卓の当然端っこ。左足を床下に下ろし、右足を畳に投げ出すという無理な体型を余儀なくされた。
それにこの席、音入れが近いじじばばが、狭い背中を押しのけ掻き分け頻りに通るんですね。その都度身体を捩らなければならない。
他人を見れば森生も催す。しかし立ち上がった時、足はすっかり萎えていて、座布団の上でよろけてしまい、咄嗟に隣のおじいさんの禿げ頭を掴んでしまった。
禿げ頭を掴んだのは初体験だけど、気持ち悪いもんです。見た目とは異なり、決してつるつるしてないですね。
じとーっとしていながら生暖かく、幼友達と言えどもみだりに触るもんじゃない、と思った。
友だちの愛称は「イタちゃん」。最後っ屁が物凄いと言われる鼬のイタです。
いささか失礼な愛称だったけれど、イタちゃんはおおらかに受け入れていたので、みんなそう呼んだ。
顔は基本的にはちっとも変わっていない。まさかここで会うとは思わなかった、懐かしい懐かしいひとだった。
大船の観音さまは美容整形工事の結果、見違えるほど美しく変身した。
写真はNOBさまのブログから拝借しております。
この記事、題を変えて断続的に続きます。
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