11月号の特集は、ほのぼのとスヌーピーだった。
12月号の特集は、がらりと変わって、大英博物館が選んだ、わがニッポンの「春画」である。
芸術新潮によると、’大英博物館の「春画」展がスゴイ!’んだそうだ。
ほんとにスゴイかどうか、どこがスゴイのか、何はともあれ読んでみた、というか見てみましたよ。
......... ふ~ん、なるほどね、う~む。
まぁ、どうってことなかったです。確かにスゴイ。スゴクでかい。でも、それだけ。
ここだけの話ですが、近頃、ちっとやそっとのことではビクともしませんな。
悲しいことに、芸術への感性は加齢と共に大分衰えたようであります。
ただ、こういう展覧会を企画し、実行した大英博物館はスゴイ。
こういうアカラサマを、芸術の域にまで高めた江戸時代のご先祖さまもスゴイ。
「日本に持ってくか」という話はあるが、それは現場レベルでのこと。上に持ち上げる内に全て立ち消えになるとか。
確かに石破茂センセイから、「春画はわが国の公序良俗に対するテロ行為である」と、恫喝される恐れがある。
それにこの手のモノは普通、特定秘密として保護し、楽しむからスゴイのであり、白日のもとにドーンと晒しちゃぁね。
毎月観察していると、芸術新潮はそれほど売れる雑誌ではない。
だけど普段は平積みにされてるのに、12月号は棚に3冊しか残ってなかった。
編集部は「してやったり」と喜んでるにちがいない。
それ行け、ご同輩。
131204
わたしもちっとやそっとでは驚かなくなりました。歳を取った証拠ですね。
全くそのとおりです
恥も外聞も 遠慮も気配りも 熟慮反省も いっとき身にまとった余計なものは さっぱりと剥がれ落ち 丸はだかになりました
怖いものもなくなり 滅法気が強くなりました
赤ちゃんに 戻ったのかもしれませんね