林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

雪ノ下奥の細道

2008-02-02 | 風に吹かれて

 

 御成にある鎌倉市役所で用事を済ませ、八幡様に向かった。
小町通りや若宮大路は車が多いばかりか、歩行者がノロノロ、デレデレ歩くのでじれったい。ぶつかってくる奴までいる。

それで、扇谷(おうぎやつ)から雪ノ下にかけて、迷路のような路地を徘徊した。まるで空き巣狙いのように......。

あちこちに大正昭和レトロな屋敷があり、原節子風に言うと、「チョイト」懐かしい風景が見られる。急速に駐車場やケバイ住宅が取って代わりつつあるので見物はお早めに。

 
 

路地は車は殆ど通りません。というより、通れません。しかし、突然自転車が現れるから要注意。
時々、これで商売が成り立つの?、という小洒落た店や食堂や不思議な雑貨屋がある。

 

広壮な川喜多長政邸は空家になり、板塀が波打っている。遺族から寄付された市は取り壊そうとしたら、またまたお馴染み反対運動で立ち往生。鎌倉市民は反対運動が大好き。お金は出さないが口は盛んに出します。
記念館構想があるらしいが、ハクビシンのアパートにならなきゃいいけどね。

 

鏑木清方邸は記念美術館に変身した。あいにく休みでした。
大佛次郎邸は喫茶店を営業中らしいが、結局見つからなかった。

 

横山隆一邸跡スタバに化け、アカチパラチだぁ!
今上が独身時代、葉山御用邸から車を無断運転して来て、鎌倉市警をてんてこ舞いさせたテニスコートはスーパーの紀ノ国屋になった。

 

▲最初の写真は川喜多邸通用門。正門はあまりにも痛ましくって......。
大佛次郎邸喫茶店は段葛東側の東側にありました。

「アカチパラチ」とは茶刈(?)ドシャ子の幼児語。
「赤い薔薇が散った」のを見てのビックリ言葉と記憶してますが......。
福山福一君(ふくちゃん)たちの家族関係はは複雑怪奇で訳分かりません。
詳しくは「横山隆一記念まんが館」で調べて下さいね。
霜月一八さん助けて。

▼以下「雪ノ下で門々」へ続きます。ふう。



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2 コメント

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アカチバラチー! (霜月一八)
2008-02-02 15:50:53
鎌倉には数回しか行ったことがありません。
あまり記憶になく、お寺などは静かな感じがしますが
季節になると混雑が激しく人混みが苦手な私にはどうも
って感じのところです。それにちょっとお高く留まっ
ている感じがね・・・

天邪鬼なので、人が良いって言うと余計行かなくなっちゃいます。

観光と古都保存の共存は難しいのでしょうね。

「アカチバラチー!」は諸説あるようです。
私はフクちゃんのお母さんの口癖「あら素晴らしい」
をドジャ子が真似た幼児語と理解してます。

フクちゃんの家族構成は複雑です。
私も分かりません。
只、当時は子供が沢山居ました。
大人が子供を大事にしていたんでしょうね。
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どうもすいません ()
2008-02-02 20:05:49
霜月一八様

筆が滑って、無理矢理引っ張り出してしまい、どうもすいません。

おっしゃるとおりで、鎌倉市内はこの50年近く、歩いていませんでした。
少子高齢化がもっと進んでから、ゆっくり歩きましょう。それまでは、世にはばかり続ける覚悟です。

「アカチパラチ」にそういう意味があるとは知りませんでしたが、「あらすばらしい」の響きはそっくりですね。ま、いろいろ説がある方が楽しめます。

「アカイパラチ」と「どっこいショット」は、毎日「あら素晴らしい」と贔屓にしています。
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