大昔の広辞苑によると、なめくじ(蛞蝓)は、
腹足類柄眼目ナメクジ科の総称。
体長約60mm、淡褐色で3条の暗褐色の帯がある。
頭上に長短2対の触角があり、長い方の先に眼をもち、これに触れれば収縮。
腹面全体の伸縮によって歩き、這った後に粘液の跡をつける。
雌雄同体。
暗湿所にすみ、草食性で野菜などを害する。
日本に広く分布。「なめくじら」は別称。
とあり、なんかあたしに似ているところがある。
記憶ではカイガラが退化した貝類で、広辞苑は間違い乃至は手抜きであろう。
ぼうふらは漢字が似合うけれど、なめくじには平仮名がベッタリする。
わが猫額亭のやつらの体長は広辞苑より劣り、体色は色白で上品である。
これはあたし同様、食事が質素だからか。
こう湿度が高いと、かれらは元気に網戸にまで這い上がって来て。不気味である。
やつらを塩辛にして、生活の足しにしかねないあたしの経済力。
いまさら、出稼ぎで通い慣れた八ヶ岳高原に引っ越すわけにもゆかぬ。
対策として殺なめスプレーを買ってきて、朝昼晩とやつらに噴射している。しかるに、全く死骸を発見できない、とは如何なものか。
容器に「すばやく退治+近寄りにくくする忌避効果」とある。
これは過当表示と断じざるを得ない。
一般の殺虫スプレーは、虫が眼前で悶死するから分り易い。
しかるに、実ははこのスプレーに即効性が全く無い。
藪蚊の攻撃を避けるため暫く現場を離れていると、影も形も無くなっている。
まさか完全に融けてしまったのではあるまい。
もしそうだとしたら、製薬会社は商品開発の方向性を誤っている。
効果を消費者に認知させるために、亡骸の一部が残るようにすべきだ。
なめくじ艦隊は続々と押し寄せ、忌避効果なぞありはしない。
続々生まれてくるにしては、やつらの愛の交歓現場を押さえたことがない。
あ、そうか、雌雄同体省エネ体質で結構なことだった。
また「天然系フェノール・銅化合物・アルコールを含む透明液体」とある。
確かに少し芳香がするが、そんなものより、塩を一掴み入れればいいのだ。
この製薬会社を公取に告発する人、いませんか。
幼少時「なめくじを食せば声が良くなる」と近所のお兄さんから教わった。
お兄さんは「オレは飲んでいるぞ」と盛んに勧めた。
だけどお兄さんの声は、もっと悪くなっていきました。
「ぼうふら」の漢字くらい、ご自分でお調べ下さいね。
切手原画は山藤章二画伯です。
凄い本 凄いHP ですね
座布団11枚です
本 早速買います
暇をみて 歩きます
有り難うございました
なめくじと云えば志ん生師匠のなめくじ長屋が有名ですもんね。
実は昨日、このなめくじ長屋の近くを徘徊してました。
東京スカイツリーのタワークレーンがクライミングする様子を
見に行ったのですが、その後業平の町を歩きまわったわけです。
この記事を見て「なめくじ長屋」を調べたら業平であることが分かりました。
その時は知りませんでしたが、こうして知ると業平の町に
親しみが増します。
志ん生師匠の長屋への引越しの様子なんかが「落語の舞台を歩く」と
言うサイトhttp://ginjo.fc2web.com/index.htmに出ています。