林 住 記

寝言 うわごと のようなもの

不便な買物

2007-07-15 | 林住期

 所沢小手指の大型スーパー恒例の優待セール。
店頭表示価格2割引きパジャマを買いに行ったが、LLサイズばかり。Lサイズは余計なワンポイント刺繍が付いて、千円高。
店頭表示価格1割引き風邪薬は小瓶だけしかない。
ジョギングシューズは戦車のようなごてごてデザインばかり。オトナ向き無し。
結局買ったものは小瓶の風邪薬だけ。「交通費>割引額」で、わざわざ行って損をした。

 吸湿パッドを通販で注文。
メールアドレスが違う、と指摘され何度も行き詰まり、新たに登録し直してやっと注文完了。
メールを見たら受注確認メールを2通受信している。受注番号が異なるので、結局2枚注文したことになってしまった。
早速片方の受信確認を無効にするように返信したが、多分機械的に2枚配達されるだろう。
これからの遣り取りを考えると、とても楽天的にはなれない。


肉まん

2007-07-14 | 林住期

 ここなら安全五十番

 北京ではダンボールで肉まんを作り、屋台で売っていた!
わがミートホープ社の方が、まだ希望が持てますね。

 ギョーザ国の食品はどうも危ない。あちらは輸出品の99%は安全と宣言するが、例の白髪三千丈的言い訳であろう。
やはり、あちら産の食品は避けた方がいい。
 国産では価格が大体2倍になるそうだが、食べる量を半分にすればいいのだ。
メタボ対策にも、ゴミ対策にも、農業振興策にも、その他いろいろ対策になる。
鮪もそうだが、日本人は少し食い過ぎ。

 ミートホ-プ社長が、安いものばかり買うお客も悪い、とほざいた。
まさにご正論ではあった。

▲画像は「神楽坂五十番本店」の垂涎の肉まん。


改革実行力自分党!

2007-07-14 | 床屋放談

 

 アビ氏が自分党の広告に出た。
ご自慢のお顔は何故か控えめ、小さな扱い。悪寒度、影響したのかも。
全15段は民酢党と同じだが、こちらは「総天然色」のゼイタクさ。きっと忠治の薄い大臣の事務所費を流用しているんだろうな。

 「社会保険庁改革を推進してきた自分党だからこそ、対策も迅速に断行できます」、そうですよ。(脳味噌、ダンボールの煮付けかい?)
いやはや、やれやれ、嬉しいですね。

 お写真はお口にチャック。憲法も消費税もこの際チャック。
ま、安心してお任せ出来そう。


好感度

2007-07-13 | 床屋放談

 

 アベザワ氏の好感度は、むしろ悪寒度らしい。当たり前だね。

 今朝の朝日の全15段、民酢党の広告見て、ギョッとした人、多いんじゃないか。
マイクに食い付きそうに獅子吼する怖い形相で、性格丸出しのようだ。
 対する自分党の嘘尽くしニヤケヅラも見たくないが、怖くない分、まだましかも。

 民酢党の歴代選挙ポスターはどれも落第。真っ暗な背景に怖い代表が凄んで、夢も希望もなかった。
 周りを固めるハトヤマカンは既に伸びきって、後少しでプッツン模様。
自分党のお歴々はウソズルカシコばかりだが、スペアがあるだけ有利かも。

 

 民酢党は万一勝っても、緊急入院必死、必至。自分党はマイク握って絶叫。声裏返って必死の自己暗示。機械の性能良くなったんだから、タナカ流でゆこうよ。

 この際、美容エステに行ってアタマ冷やしたら?
領収書は小分けにして。


飯能マイ・コレ展

2007-07-13 | 風に吹かれて

 
 

 飯能市の郷土館で「マイ・コレ展」をやっている。市民が集めた自慢の品物を見せてくれるのだ。

 春先に募集して、ようやく1回目の展覧会になった。
「浪漫を彩る翼たち-黎明期の飛行機を探る」と「カップ&ソーサー-使って楽しむアンティーク」である。
 前者は人口着色絵葉書約300枚。模型飛行機の製作のために集めたそうだ。
後者は手作り、お宝鑑定団には出せない普段使い用家庭用品、と集めた女性は断っている。

 模型飛行機も一緒に出展するなど、もっと面白い展覧会にする方法はあったろうが、こういう素朴な天覧会も悪くない。

 次回は来年2月。鉄道切符(硬券)と鉄道関係のもの(何だろう?)の2展になるそうだ。
普段はガラガラの立派な郷土館。職員は5~6人常在しているようだ。
たまたま今回の展覧会は、ネットサーフィン中偶然気付いたが、もっと広報活動を熱心にして欲しい。
 次回は来年、だなんて横着しないで、例えば学校対抗作品展や日曜画家展など、折角の施設を、もっと活性化して下さい。募集ばかりでなく企画もして下さい。


今は昔のこんなこと

2007-07-12 | 拍手

 「つけ文」挿絵から

 佐藤愛子先生の「今は昔のこんなこと」を一気に読んでしまった。
文春新書777円を数日楽しむつもりが、一日で読み終えるのは一寸ソンしたようだが、面白かったからまあいいや。

 ひとことで言えば絶滅風俗辞典である。
愛子先生は例によって昔を懐かしむより、今を怒り、嘆いている。
あけすけで、際どい話題もカラッと明るく、クックッと笑わされるよりも、呵呵大笑させてくれる。だから、通勤電車内で読むのは危険。
 言葉は知っていたが、詳しい事情を知らなかったことなぞ、勉強にもなる。例えば腰巻と裾よけ又は蹴出しの違いは、この本で初めて了解出来たのである。その説明がふるっている。

  男に襲われてあれェと逃げまどう時、あるいは真向からの突風に煽られて立ちす
  くむ時など、着物の裾からなまめかしくこぼれ出るものが裾よけであって、その奥
  につつましく素朴なたたずまいで大事な奥の院を守っているものが腰巻である。
  あれェと裾を押える時に腰巻が見えてはおかしいのです。

 縁側の思い出では書いてあることはいちいちが覚えがあって、懐かしいことばかりだけれど、雑巾がけの話から雑巾について言及。今どきの若い主婦を叱っている。

  今の若い主婦は、たいてい雑巾はミシンで縫うだろう。ミシンで縫うのはいい方
  で、雑巾はスーパーで買うものだと思っている人が大半かもしれないが、雑巾は
  あくまで文字通り「雑な布」でなければならないので、パリッとした新品、まっ白な
  雑巾は雑巾の面汚しなのである。

 夜這いについて記憶は間違いではなかった。いえ、体験なんて下品なことしませんよ。森男が行かなくても、薮蚊のようにあちらから押しかけてきたんだからさ
ムダ話はともかく、愛子先生は夜這いについて具体的詳細に書いている。しかし、ここで抜書きするのは止めておきます。本、買って下さい。 

 採り上げている絶滅風俗の幾つかを下記に並べてみる。

  アッパッパ・居候・ステテコ・釣瓶井戸・後家・おぼこ・蝿いらず・腎虚・人絹......。

全部で36件。どれも愉快爽快。次は絶滅危惧風俗編も書いて頂きたい。

 何時もならここで本の画像を載せるところだが、新書では殺風景。
そこで、蹴出しの下の腰巻を掲載します。
あれぇ。


省力化

2007-07-11 | じゃじゃ馬馴らし

 朝から雨である。本でも読もうか、という気分になった。
「林住記」はやっつけ仕事でゆこう、記事をそのまま転写投稿しよう、と思った。

 いつものようにスキャンしたら、どうも汚い。それであれこれ消したり書き加えたり、と画像にお化粧していたら、時間ばかりかかって省力化出来なかった。
まだまだスキャナーには改良の余地がある。

 永ちゃんがつんくの耳朶を噛み切った。こういう事件は大好きだ。
でも、つんくって誰だ? 面白いけれど、面白さ半分。

 幸運は一日の差。不幸は昨日までのこと。明日は分からない。
深い。信長でなくても、愕然とする。

 「武士道」紹介。相変わらず面白く、タメになる「お笑いの本棚」。
しかも「たけくらべ」まで推薦。一葉を読むなんて大したもの。尊敬します。

 読む本は佐藤愛子先生の「今は昔のこんなこと」です。


2007-07-10 | 高麗便り

 

 蛇は大っ嫌いである。写真に撮るのもヤだ。
今年は当たり年らしく、既に猫額亭庭園で2匹、山道で2匹に遭遇した。

妃殿下も蛇が嫌い。
働き者だが、蛇がいた、と聞いただけで、境内の清掃作業を切り上げてしまう。
若住職がなだめても、住職が叱っても職場放棄だ。
蛇嫌いは遺伝するらしい。
妃殿下の息子さんは警察官。入間川の大蛇捕獲作戦への出動命令を、拝み倒して断ったそうだ。

蛇は長過ぎる。
蕎麦や饂飩は好きだけれど、あんなに長くては嫌いになったろう。
せめて10センチくらいになってくれれば....。それでも気味悪いや。
蜥蜴のように、足があれば、可愛いのに....。やっぱり可愛くないな。

蛇にも足がある。
あの鱗(うろこ)が一つずつ足になる。その数、百足以上。
だから、蛇が歩くと足音がする。
山道で遇ったのも、ガサゴソ草むらで足音がするので、見下ろせば蛇!
蛇はオノレを嫌う人間の前に現れるのである。

蛇は頭上にもいる。
小鳥の巣を襲って、卵を飲み込むと腹が膨れて木の枝に上手く巻き付けない。
それで、樹上から通行人の頭上に転落する。卵は壊れて這いずり易くなる。
だから、町内の大木の下を歩く時は、頭上注意である。

蛇を触ったことは無いけれど、あのぬめっとした肌は、実はサラサラとして涼しいらしい。
妃殿下のお友だちのカオルコさんは、オットリと優しい美女なのに、蛇の瞳が可愛らしい、と言う。毛虫、大っ嫌いなのに、不思議なことである。
森男は見ることさえ「ヤ」である。

蛇には「つちのこ」という変種がいる。田辺聖子先生が一時熱中した蛇である。
記事(7/6朝日朝刊)では、岐阜県東白川村で懸賞金を出している。田辺先生は、確か広島か岡山方面を捜していたはず。見つからない訳だった。

 

アッキーことマダム・アベは蛇がお好きらしい。官邸で飼っていますよ。


ぼうふら

2007-07-10 | 知ったかぶり

  暦イラスト 氏原忠夫

 英語全盛かと思っていたら、漢字に関心を持つ人々もいるらしい。
10年前にはナンパラとかいう、漢字で枡を埋めるクイズに熱中した。何回か正解を出して抽選に応募したけれど、手拭1本しか当たらなかった。
それに、大体いつも同じ語句を埋めるので、半年くらいで飽きてしまったのだ。

 あちこちを骨折して2ヶ月入院したことがある。
隣のベッドは知る人ぞ知る、飯能の瘋癲(ふうてん)、マーちゃん。
寒い季節だけ、院長先生の幼馴染をいいことにして、市の福祉経費扱いで入院していた。
森男より随分若いのだけれど、普段の不摂生が祟り、10は年上に見えた。
臭い子分達が見舞いに来て、周りは迷惑したが、マーちゃんは毎日病院の風呂に入って、風呂に入れない森男なぞより清潔だった。

 入院2ヶ月近くなって、マーちゃんが面白いことを言い出した。
ぼうふらは漢字でどう書くのだ?、と。
病室に辞書は無いし、同室の8人は盛り上がりましたね。
中国人の看護婦に尋ねても、日本語は話せるのに、ぼうふらという言葉を知らなかった。
まず、ぼうふらを思い浮べてもらうのに、苦心をした。
結局、回答は出ず、夫々勝手に漢字を作ったものだ。

 漢字クイズに良く出る季節の漢字は

  水母・海月(くらげ)、鬼灯・酸獎(ほおずき)、百足(むかで)、心太(ところてん)、浜木綿(はまゆう)......。

などだが、ぼうふらはありませんよね。

 そこで正解。

     ぼうふら=孑孑・孑孒。「孑孑踊」なんていう歌舞伎舞踊もある。
     辞書、ご自分で調べて下さいね。

 ついでに、おまけ。
 
 庭弄りをしていると、この季節は叢(くさむら)に蛞蝓(なめくじ)や蚯蚓(みみず)が多い。
百足(むかで)、蚰蜒(げじげじ)も。森男さんは、蚰蜒野郎、だって? ふんっ。

 その後、夏になるとマーちゃんは、巾着田でお友達と気楽なテント生活。
汚い服装で醤油(しょうゆ)を貰いに来る。酔った勢いで奇声を発した。
何度か続いて嫌な顔したら、プライドが高くて来なくなった。
 数年の間、春から秋にかけて、交番が無い飯能駅南口で、昼間から仲間と酔っ払っていたが、最近は見かけない。

 **蚰蜒(げじげじ)には「非職」、つまり、役人の地位はそのままに職を免じられている人、という意味もある、という。
「非」という漢字が蚰蜒(げじげじ)に似ているからだそうだ。
なんだ、お役人の世界はゲジゲジだらけだったんだ。


書く

2007-07-09 | じゃじゃ馬馴らし

 
               ▲「虞美人草」挿絵 名取春仙(明治40年10月・東京朝日新聞)
                

 姜尚中先生の「夏目漱石」論が面白い。
  (私の人物伝「夏目漱石-悩む力」はNHK-3毎週火曜夜10:25から)

 漱石は明治国家の期待を背負って英国留学。激しい神経衰弱に陥った。頭脳明晰の所為で、やはり馬鹿の壁築く方が利巧だね。
それで友人達が心配して作文を勧め、その結果、国民的歴史的大作家になった由。

 寺山修司は終わらない、そうである。 
  (7/8朝日新聞文化欄)

 寺山の自叙伝「誰か故郷を想はざる」は事実と脚色の貼り合せだった。

   未来の修正は出来ぬが過去の修正なら出きる。そして実際に起こらなかったこ
   とも、歴史のうちであると思えば、過去の作り変えによってこそ、人は現在の呪 
   縛から解放されるのである。

と、別の本では書いているそうだ。  

 向田邦子の評価はいまだに高く、時々話題になる。

 TVドラマ「あ・うん」や「阿修羅の如く」は傑作だし、文庫本でしか知らないが森繁のラジオ「重役読本」も面白かった。
 家族を書いた随筆も、なかなか穿っていて面白い。
ところが、邦子の妹さんは、文章の効果を高めるために嘘が多い、と仰る。

 「きっこの日記」の筆者は、ブログを書くのはストレス解消のためで、不愉快だからとガタガタ言うなら読むな、と書いた。

 そういえば、「林住記」にもそういう要素があり、勝手気侭な独り言、と予防線を張ってはいる。しかし、きっこさんほど強くないので、おコメント頂けば有頂天。悪口書いて自己嫌悪、読者数少なく落ち込んでしまう。ま、便所の落書きだな。
 そして、嘘を書いている内に、だんだん本当のことのように感じてくる。一種の自己暗示である。ブログの効き目かも。

   ▼朝日記事には寺山の興味ある文章や詩を紹介している。

     ・あした、なにが起こるかわかってしまったら、あしたまで生きてる楽しみがない。

     ・コンピューターはロマネスクを狙撃する工学である。

     ・必勝を獲得し、偶然を排したとき、人は「幸運」に見捨てられ、美に捨てられる。

     ・どんな鳥だって 想像力より高く飛ぶことはできないだろう     


啄木の恋の分別

2007-07-09 | 歌の翼に

  北村牧場の朝 (記事)

 石川啄木。ヤですねぇ。
当時としては十分な給料を貰っていた癖に、自己管理能力の欠如で、貧困閑。
みんなに迷惑かけて、蟹と戯れる。
上野駅では誰かにたかろうと、田舎の人を物色し、じっと手を見る。

 同じくヤだった、朝日の土曜版「be」。七夕朝の「愛の旅人」特集。
おっ、と思いました。

 啄木には初恋の人がいた(当たり前ですね)。

   君に似し姿を街に見る時の こころ躍りを あわれと思へ

   かの時に言ひそびれたる 大切の言葉は今も 胸にのこれど

少し押し付けがましいけれど、恋とはそんなもの。
これらの歌(他にもあるんだ!)は全て、たった一人の女性、橘千恵子を詠んだものとか。
 二人は明治40年、3ヶ月間函館弥生純情小学校の同僚教師だった、とか。
啄木は千恵子を「鹿の子百合」のよう、と感じた、とか。
 千恵子は牧場主に嫁いだが、啄木は自作の歌集を送り、あれこれ手紙のやり取りがあり、身持ちの良い千恵子も次第にモヤモヤしてきたみたい、とか。

 

 流石啄木、これ以上は危ない、清い心でいよう、と分別して、自分から離れていった、とか。所謂プラトニック・ラヴですねぇ。

 見直したよ、啄木さん。啄木にも「be」にも、偏見は捨てよう。

 実は石川啄木には素敵な歌がある。普通クラシック業界人が歌い、直立不動でぶち壊しているが、いい歌はいい。なんと、英語で腹這いになって歌っているのまで発見した!

 歌詞はとりあえず原詩とします。
 ものは試し、東北弁英語を聴いてみて下さい。歌はダニエル・カールさんかも。

      「初恋」 作曲・越谷達之助

      砂山の砂に
      砂に腹這い
      初恋のいたみを
      遠くおもひ出ずる日
      遠く遠く
      ああ ああ
      おもひ出ずる日

 新聞記事では、嫁ぎ先の子孫の方々の後日談がある。
これがまた、ミステリアスでもあり、よろめきかけた千恵子祖母さんへの敬意もあり、さばさばしていいんですねぇ。しかも、二人のお宝まで保存している。実家も嫁ぎ先も立派に栄え続いているのもいい。啄木でなくて良かった。

 岩見沢駅から車で20分走ると、千恵子の嫁ぎ先の「北村牧場」がある。
入口には鹿の子百合の碑と啄木歌碑がある、とか。

   石狩の空知郡(そらちごほり)の牧場のお嫁さんより送り来しバタかな

 ヘタ! でも北村牧場のバタ、通信販売したらいいと思うよ。
啄木は宝の山。砂山なんかじゃない。ネット読み比べだけでも暇が潰せます。

 ああ、なんか「北帰行」したくなったな。

■ネット検索はグーグルに「啄木 初恋」でポチッです。


新月赤城山

2007-07-09 | 床屋放談

  7/8朝日新聞

 赤城山は真っ暗である。ローソクが必要なほど真っ暗である。

還元水大臣が首を括った後、代役として登場した赤城大臣。
始めっからから全然颯爽とせず、巾着切りのようだった。
クールビズ姿が、まるでドブ鼠。髭が濃いんじゃなくて、闇が濃いのだった。

しかもこの若さで、疑惑はこれだけではない。

  のりひこHPから

晋三一座の田舎芝居の出し物は毎回同じ。
座長の台詞回しは相変わらずペラペラ達者。
祖父さん自慢はどいつも一緒。

こんな大根役者達でも客席が3割も埋まるのは、お土産でも出るのだろうなあ。
茨城でなら、満席近いのだろうよ。

ま、こんな立派なお邸に、経費は三代目持ちで住まわせてくれたら許してやる。

事務所には使ってない、と言ってたおっ母さん。
前言を翻して、パソコンとか何とかむにゃむにゃむにゃ。
近所の人たち、知らない、知らないと言ってるよ。

座長が徹夜で作った政治資金規正台本は誤字脱字落丁台本だった。
それで、臭い芝居は最早、

  赤城のバカも今宵限りぃ。

  よっ、待ってましたぁ、親不孝者!

  .......お次は民主党のスキャンダルかも。


YES MY LOVE

2007-07-08 | 歌の翼に

山藤章二著「新イラスト紳士録」表紙から

そういう訳で、飯能PEPEへ矢沢永吉の「なんとかMY LOVE 」を買いに行った。
売場に永ちゃんのCDは沢山並んでいたが.....。

ところが、CDの文字が全然読めない。
永ちゃんの暑苦しい顔ばかり迫ってきて、さっぱり収録曲名が分からん。
顔や裸はもういいから、活字大きくしてよ。

密かに買いたかったが、しょうがない。カウンターでお兄さん店員に尋ねた。
服装はじじぃ然だし、緊張していたし、入れ歯がフガフガし、怪訝な顔されてしまった。
だが、案ずるより産むが易し。お兄さんはプロだ。すぐ、

  あ、NHKのソングって番組。矢沢のバラードって最高っすね。
  それってイエスマイラブです。

  それで、シングルを欲しいんですけど..........。

最近の売場は凄く進歩して、端末叩くとすぐ商品の有無が分かる。
シングルは無くて、アルバムの方が曲単価安いっすよ、と。

そりゃそうだろうが、他の歌は興味ない。
興味無い物に3000円も払えるか? でも、無いならしょうがない。
ブログ1周年のご褒美として、清水の舞台から飛び降りた。

活字を大きくせよ、とケチつけながら、エスマイラブが入ってるCDを、とお願いした。
結局「矢沢永吉E.Y80’S」2548円だった。

  YES MY LOVE (作詞ちあき哲也 作曲矢沢永吉)

     いいさ ほんの 思い違い
     それで go away, girl........
             24時間 もたない恋の
     熱をさらって southern breeze......
     顔見知りの 苦っぽさに
     Wink して yes my love
     Yes my love

     かぞえ飽きた こんな drama
     そうさ "Good-bye, dream".......
     かすり傷しか 置いてゆけない
     めぐり遇いでも I can't stop.....
                誰かにある 静かな朝
     また探して 歩く
     Yes my love yes my love
     Yes my love

書いてみるとヘンな詞だね。
これは、パングリッシュだ。ハマのメリーさんの英語だ。進駐軍相手の売春婦英語。
品が悪い。せめてまりやさんくらいの詞にして欲しいね。
それに、格好つけてるけど、また振られた、ってことじゃないか。

永ちゃんは、人気絶頂でザクザク稼いでる。
何年か前にオーストラリアで何十億円もの横領被害にあった。

そんなお金持ちが振られてばかり。
半裸で大汗かいて、巻き舌で、振ってやったよあんなヤツ、と格好つける。
それが若いもんにはグッとくるんだろうねぇ。

但し、曲は滅法美しい。
TVで聞いたほどハワイアンじゃないが、これはこれでいい。

期待していなかった他の歌も結構良い。
歌詞はともかく曲は凄く良い。
やはり、食わず嫌いはいけないこと。

ただ、なるべく日本語でやって下さい。
日本語の発音の勉強も必要。
折角いい曲を出しているんだからね。

だけど、シャツくらい買ったらどうなの? タオルもさ。 
                                     


歌の力

2007-07-08 | 林住期

    「凱風快晴」葛飾北斎

   田子の浦ゆうち出て見れば真白にぞ
            富士の高嶺に雪は降りつつ  ......山部赤人

季節外れ? この夏は残雪が多いのを知らないんですか?
降ってはいない? 森男には降ってるのですっ。

朝日新聞に徹底的に無視されている渡部昇一先生の著書に「文科の時代」がある。
大昔に読んだ。

  これからのニッポンは理科ではない、文科の時代だ。
  日本語、特にヤマト言葉で書かれた詩歌には、民衆を動かすチカラがある。

と書いていた、と記憶している。

  駿河湾の「田子の浦」は、日本の公害反対運動の始まった歌枕の地。
  誰もが知ってるこの万葉秀歌の功績である。

という主張だった、ようだった。

映画「サウンド・オブ・ミュージック」。
トラップ一家のご当地ソング「エーデルワイス」に、会場は総立ちの大合唱。
ナチスは呆然。一家の国外逃亡を見逃した。

このところ蒸し暑くて不定愁訴真っ最中である。でも、いざ生きめやも、だ。
そのためには威勢のいい歌、ウットリする歌が必要。
いくら名歌ではあっても「昭和枯れすすき」ではダメです。

歌の翼に乗って、どこか遠くへ行ってしまいたい。

 共産党は街頭集会の後、兎追いし「故郷」を歌えばもっと議席が増えるよ。


つくしからまつ

2007-07-07 | 庭いじり

 

 筑紫唐松草が線香花火のような花を咲かせている。
猫額亭に来てかれこれ20年。純情可憐なのによく生き残った。

 この小さな山野草鉢一杯になる度に株分け、地植えにした。子孫は雑草どもに負け、いつの間にか絶えた。
花が地味なので、咲いても気付かない年が多いけれど、今年は気が付いた。
それだけ暇なのかも。

 

 刈り込んだ紅要黐(べにかなめもち)が、もう新梢を出した。この木は花は目立たないが新芽が美しい。洋種もあるが、葉はでかく、赤はくどく、ヤだね。
挿木が簡単に出来、害虫や病気も付かず、芽吹きが良いので生垣向き。
 毛虫饂飩粉病が目立つマサキよりずっと上等なので、この紅要黐に入れ替えようか、と考えている。完成は20年先。