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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

ランダムにレコード紹介、その9 全く聴いたことのないシングル盤

2018年11月08日 | JAPANESE
助手:博士〜、たっ たっ たっ たっ 大変です!

博士:一体どうしたと言うのじゃ? 久々の登場に、かなり気合が入っているじゃないか。

助手:それがですね、今日古〜いシングル盤の収納ボックス整理していたら、こんなの見つけました。

博士:オォ〜、これは中村晃子が年に出したシングル盤、“なげきの真珠”ではないか! 少し前にオークションで買った洋楽シングル盤セットに間違って紛れ込んでいたのかのう〜


オォ〜、キレイなお方じゃ。

助手:レコードなしのEPのペラ・ジャケで、しかも当時これ買った人は多分彼女の大ファンでピンナップとして壁にでも張っていたと思われる画鋲の突き刺した跡がジャケの四隅に見受けられる中々気合いの入ったものですね〜。

でっ、これどうします? 

歌謡曲なので、当研究所にはちょっと場違いな気がしないでもないので、廃棄処分にしましょうか?

博士:バッカモーン! 中村晃子といえば1967年に“虹色の湖”を大ヒットさせ、翌年1978年に出たシングル、“砂の十字架”も連続ヒットさせたのじゃ!
この“なげきの真珠”は同じ作詞作曲家のチームによる第3シングルにあたる。

助手:なるほど。単なる歌謡曲じゃなく、バックの演奏にエレキのビート・バンドを従えた、女性版一人GSってやつですね。

博士:GS(グループ・サウンズもしくはグループ・サウンド)って言葉は、ロックンロールに変わる新しい名称として、60年代の中頃登場した和製エレキ・ビート・バンドに対する総称じゃよ。

だから、彼女は女性版一人GSのパイオニアの一人と言ってもいい存在じゃよ。

助手:わかりました。取り敢えずこのペラ・ジャケは保管しておきましょう。

ところで、博士はこの歌聴いたことあるのですか?

博士:不覚にも聴いたことはない。メロディーを覚えているのは“虹色の湖”と “砂の十字架”だけじゃのう〜

Wikiによると1971年にボーリングのスポ根連続ドラマ、美しきチャレンジャーの主題歌も歌っていたとなっておるが、ドラマの主人公の新藤恵美に心が奪われてしまったのでこれまた全く覚えておらん。

ちなみに嘆きといえば、月亭可朝の“嘆きのボイン”はよく覚えておるのじゃが….

助手:それじゃ“なげきの真珠”じゃなくて全く覚えのなかった “なげきのシングル”ってことですかね?


恋に死んでしまった 真珠は、そっとひとりだけ(シングル)に なりたい〜♪




ランダムにレコード紹介、その8 孤独を感じたら故郷行きの切符を買う

2018年11月08日 | BRITISH ROCK
今日は、60年代から70年代に活躍したフォーク・ロック系シンガー・ソング・ライター、アル・スチュワート。

1976年に出たアルバム、Year Of The Catでアメリカとヨーロッパにおいて遂にブレークを果たし、 2年後のアルバム、Time Passagesで人気を固める。



アル・スチュワートは空間を歪めることの出来る超能力者か〜い!


米盤はアリスタから出た。

Time Passages 、

人は時の小道を未来に向かって歩いて行く。

時は非常に早く過ぎ去り、今まで拠り所にしていたことも、永遠ではない。

過去にやり残したことあったけど、それを振り返って眺めてみてもどうということはない。

人は時の小道を未来に向かって振り返らずにただ歩いて行くだけ。

寂しくなったら、ふるさと行きの最終列車にでも飛び乗ろう。

要約すればこんな感じの歌ですかね?

なんとなく、中島みゆきが歌っていた“ホームにて”を個人的に思い起こすのだが….

つまり、孤独を感じたら故郷に帰るっていう行動は洋の東西を問わずどこも同じ。

彼の淡々した歌唱スタイルは少々インパクトに欠け、日本ではこのアルバムそれほど話題に上らなかったような。

しかし、じっくり聴き込めば、アル・スチュワートが日本でも十分理解されるのではないか?とサントリーの角のストレートを口に少量含みながらふと思う。

毎晩酒盛りか〜い!

響がなくなってしまったので、近所のスーパーで特価で売られていた角瓶を買った。

ムム〜

一旦胃の中に流し込まれれば、角も響もそう変わらないと思えた。