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CLASSIC ROCKを聴こう! PLUS

1960年から1980年代のロックを紹介していきます。またPLUSと言うことで、ロック以外の話題も!

ランダムにレコード紹介、その17 そろそろブレイクの時間ですよ〜

2018年11月22日 | BEATLES-BADFINGER関連
1969年の12月に封切られた英コメディー映画、Magic Christian。

どんな内容の映画がだったか?

そもそも見たことがないのでは今もわからないが、ピーター・セラーズとリンゴ・スターが出演した事だけは知っている。

その映画のサントラにポール・マッカートニーがプロデュースしたBadfingerの新曲、Come & Get It、Carry On Till TomorrowとRock for All Agesが採用され話題となった。

そして、それら3曲を含むアルバムがMagic Christian Music と称され1970年の初め頃に発売された。

(このアルバムを買ったのは、4年ほど後の話であるが、当時輸入盤ショップには、Badfingerの今では手に入りにくいNo DiceやStraight Upも普通に売っていたので買っときゃ良かった)


(ベースのロン・グリフィスが病気のためバンドから脱退したばかりで、まだ新メンバーのジョーイ・モーランドが加入していなかったのか、3名のメンバーしか写っていない)



実は正式のサントラは別にあったのだが、マイナー・レーベルで制作されほとんどプロモーションされずに認知度が低かったようだ。

てなことでアップル・レーベルから新たなバンド名で再デビューしたBadfinger のMagic Christian Musicが非公式ながらサントラの役を果たす事となった。

映画に使用された曲以外は、BadfingerがThe Iveysと名乗っていた頃にでたアルバム、Maybe Tomorrow に収録されていたものがほとんどである。

すなわち、映画の公式サントラでもなくまた完全な新譜アルバムとは呼べない内容ではあったが、全米55位と中ヒットさせアメリカで全く無名だったBadfingerを新たに認知させたMagic なアルバムとなった。

バンド名も元々With A Little Help With My Friendの仮曲名だったBad Finger Boogieがその由来だったから、単なるMagic ではなくBeatles’ Magic と言えるかもしれない。

てか、それってここ最近50周年記念盤を続々登場させるビー商法の走りじゃねぇ?