巷では伝記映画“ボヘミアン・ラプソディー”が封切られ、またまた脚光を浴びたQueen。
そのブームにのって遅ればせながら一筆。
Queenとの初めての出会いは、1973年の彼らのファースト・アルバム、Queen(戦慄の女王)。
小遣いが足りず、当時レコード買うことはできず、アルバム全編をオンエヤーするFM放送番組からエヤ ・チェックでカセットデッキ経由でテープにダビング。
Liarのギターのイントロには痺れたものだった。
そして、1974年の2枚目のQueen IIはレコードを購入。
当時サイドー1にあたるホワイト・クイーンのパートは少し弱いかなとも思ったりしたが、サイドー2のブラック・クイーンのパートでは、フレディーの才能が大爆発。憑かれたように何度も聴き返した記憶がある。
そして1974年の三作目、Sheer Heart Attackでクイーン・ミュージックはほぼ完成の域に到達したって感じで、後のアルバムはこのアルバムのエッセンスを発展させていった物だと思う。
当時はワーナー・パイオニアがQueenのアルバムを日本で発売していたので、レーベルはEMIではなくエレクトラ。
次作のA Night At The Opera と対比すると、出だしがオペラチックなIn The Lap Of The GodはBohemian Rhapsody、 Lily Of The ValleyはLove Of My Life、そしてBring Back That Leroy BrownはGood Companyにそれぞれつながっていく雰囲気があった。
Sheer Heat Attackを含む初期三作は、私の耳にはその後のどのアルバムよりも革新的で記憶に残るように聴こえた。