アメリカにおけるIslandのライブ・ツアー終了後、キング・クリムゾンはロバート・フィリップの一声で解散。
それまでの作詞担当のピート・シンフィールドにロバートから別れの電話が。
キング・クリムゾンの目指すヘビーな音楽の方向性についていくことが出来ないピートはバンドからの脱退を受諾。
そして、ロバートに対する回答が、1973年のソロ・アルバム、Stillだった。
これがピートのやりたかった事に違い無いが、如何せんクリムゾンでは裏方の役回りだった彼のボーカルではチート役者不足。
クリムゾン時代と同様に専任のボーカル、例えばジョン・ウェットン、ジョン・アンダーソンとかグレッグ・レイクなんかを全面的に起用すれば、静寂の中に一本芯の通った力強さを表現出来たのでは….
と、トウシロのプログレ・リスナーが偉そうに宣っていますが、如何なものでしょうか?
ジャケのデザインは秀逸でそれらしき良い雰囲気を醸し出しているので、残念!
(マンティコア・レーベルからの発売なので、グレッグ・レイクの手助けが有ったのだろう)