プロコル・ハルムといえば一般的には1967年の青い影が浮かぶかもしれないが、ところがどっこい私としては1974年の8枚目のアルバム、Exotic Birds And Fruitが一押しですかね。
このバンド結構メンバーの出入りが激しく、メンバー構成では第5期(1973−1976)はこのアルバムを含む重要なアルバム3作を出した時期にあたり、このメンツがバンドとしては一番まとまりがあったと思う。
(第五期のメンバー、左から二人目がゲイリーその隣は作曲するゲイリーの相棒で作詞担当のキース・リイド。あとは誰が誰やら... 知識不足でどうもすみません。)
ゲイリー・ブルッカーのピアノにハモンド・オルガンを重ねてツイン・キーボードを形成したマシュー・フィッシャーや第二のジミヘンとも称されたギタリスト、ロビン・トロワーら個性的なメンバーが脱退した事によって完全にゲイリー中心のバンドになった。
このアルバムではストリングスを廃し、ゲイリーのパワフルかつソウルフルなボーカルを全面に引き出させる事によってバンドのイメージがしっかり固まったように思える。
ただアメリカでのチャートは86位、イギリスではチャート・インせず残念な結果に終わった。
因みに1974年にヒット・チャートをチラ見てみるとあっさり系の曲が大ヒットしているように思えた。
歌詞が少々教条的でソウルフルな歌唱は少々暑苦し過ぎると感じられたのかもね?
てな訳でトロピカルな雰囲気のジャケに反してコレは冬に聴けって事で....