1995年、ユーライア・ヒープの通算19枚目のスタジオ・アルバム、Sea Of The Lightが出そのジャケはかって怪人シリーズを担当したお馴染みロジャー・ディーンによるものだった。
(イエスのアルバムなんかによく登場する“雲海に浮遊する岩”だけど、ただこれだけじゃちょっと地味すぎる。もうちょっと何とかならなかったのかと言いたい。)
ミック・ボックスとキーボードのフィル・ランゾンらの作曲チームだけでなく、かってミック・ロンソンと共にジギー時代のデビッド・ボウイを支えたベースのトレバー・ボルダーも4曲を提供、そのうちの1曲はボーカルも担当し彼にとっても気合の入ったアルバムとなった。
一聴してみると人気が出始めた70年代初頭頃の雰囲気がサウンドに表れていて往年のヒープ・ファンには歓迎されたそうな。
言い換えれば、1971−1972年にかけて制作され成功したLook At Yourselfからの3部作のイメージは如何に足掻こうとも逃れることは出来なかったとも言える…
1971年作、対自核
1972年作、悪魔と魔法使い ロジャー・ディーン作
1972年作、魔の饗宴 ロジャー・ディーン作